本籍が香川県の市や町にあり、親の相続や年金の手続きのために戸籍謄本を郵送で取り寄せる方のために、香川県の17市町の郵送請求先と手数料を1つの表にまとめました。表の内容は、2026年11月2日に各市町の公式ページで確かめたものです(確かめられなかったさぬき市は、宛先と手数料を空けています)。
香川県の郵送請求で押さえておくこと
- 郵送で頼むのは「本籍地の市町」です。宛先は市町ごとに違います。高松市は「市民課 郵送請求担当」で、郵送請求のための電話(087-839-2150)があります。丸亀市・坂出市・観音寺市・三豊市は市民課、善通寺市は市民課の戸籍係が宛先です。17市町のうち16市町で、郵送の案内か郵送用の請求書を公式サイトで確認しました。さぬき市は、記事の作成時に公式サイトの内容を読み込めなかったため、送る前に電話で宛先を確かめてください。
- 戸籍謄本の手数料は、確認できた16市町すべてで1通450円、除籍は1通750円でした。改製原戸籍も、金額を確認できた市町はすべて750円です。支払いは、ゆうちょ銀行や郵便局で買う定額小為替が基本です。丸亀市・観音寺市・三豊市・土庄町・小豆島町・直島町・綾川町・琴平町は、現金書留も使えると案内しています。
- 本人・配偶者・親・祖父母・子・孫の戸籍なら、最寄りの市区町村の窓口でまとめて取れる「広域交付」もあります。住所が市外・町外でも、事前に利用登録をすれば本籍地としてコンビニで戸籍証明書を取れると確認できたのは、高松市・丸亀市・坂出市・三豊市・多度津町の5市町です。オンラインで請求できると確認できたのは三豊市と観音寺市です。
親の相続のために戸籍を取るなら、残された親御さんの預金のことも
認知症などで本人の意思を確かめられなくなると、本人の定期預金でも、家族は下ろせなくなることがあります。戸籍を取り寄せている間に、残された親御さんの預金について、元気なうちにできる備えをまとめました。
親の定期預金を普通預金に移す方法香川県の市区町村別 郵送請求先・手数料一覧
表は市、町の順で並んでいます。町は郡ごと(小豆郡・木田郡・香川郡・綾歌郡・仲多度郡)にまとめています。本籍が合併前の旧町名のときは、いまその地域を受け持つ市町の行を見てください。東かがわ市と多度津町は、公式ページに郵送専用の宛先の住所がないため、市役所・担当課の所在地を載せて注記しています。さぬき市は、記事の作成時(2026年11月2日)に公式サイトの内容を読み込めなかったため、宛先や手数料を空けています。送る前に電話で確かめてください。
「謄本/除籍」は1通あたりの手数料です。「コンビニ」「オンライン」は、本籍地としての戸籍証明書を取れるかどうかで、○は取れる、×は取れない、-は公式ページで確認できなかったものです。宛先は、送る前に「公式」リンクか電話でも確かめてください。
市(8市)
町(9町)
表で宛先が分かったら、次の手順で郵送します。本人・配偶者・父母・子などの戸籍なら、近くの市区町村の窓口で取れる「広域交付」も使えます。取れないケースや窓口での流れは戸籍の広域交付の使い方で説明しています。
郵送で戸籍謄本を請求する手順
郵送での請求は、次の5つをそろえて、表の宛先に送ります。請求書の書き方や日数の目安は、戸籍謄本を郵送で取り寄せる方法で詳しく説明しています。
- 請求書を用意する。表の「公式」リンクの先に、郵送用の請求書の様式を載せている市町が多くあります。高松市は、ほかの市区町村の様式や便せんに書いたものでもよいとしています。電話・FAX・メールでの申請は受け付けていません。高松市・丸亀市・観音寺市・三木町・綾川町は、日中に連絡がつく電話番号を書くよう求めています。丸亀市は、本籍と筆頭者を書き漏らさないよう案内しています。
- 本人確認書類の写しを付ける。運転免許証やマイナンバーカードなどのコピーです。いまの住所が分かるものを求める市町がほとんどです。丸亀市・善通寺市・三木町・琴平町は、パスポートを本人確認書類にしないとしています。丸亀市・善通寺市・東かがわ市は、マイナンバーの通知カードも使えないとしています。東かがわ市・三木町は、マイナンバーカードは表面(顔写真の面)だけをコピーするよう案内しています。高松市・三木町は、資格確認書の記号・番号などを隠すよう求めています。多度津町は、顔写真付きなら1点、顔写真なしなら2点のコピーを求めています。
- 定額小為替を買う。ゆうちょ銀行や郵便局で、手数料の額面ぶんを買います。受取人の欄などには何も書かずに同封します。高松市・丸亀市・観音寺市・三豊市・小豆島町・三木町・綾川町・琴平町は、切手では払えないと明記しています。観音寺市・東かがわ市・三木町は、発行から6か月以内の小為替を送るよう案内しています。多度津町は、おつりが出ないように用意するよう求めています。高松市・丸亀市・三豊市・まんのう町は、必要な通数が分からないときは多めに送れば、余りを返すとしています。現金書留を受け付ける市町に現金で払うときは、現金書留で送ります。
- 返信用封筒を入れる。自分の宛名を書き、切手を貼ります。返送先は住民登録をしている住所に限る、と案内する市町がほとんどです。高松市・三木町は、戸籍の証明書でも例外はないとしています。直島町は、勤務先などには送れないとしています。土庄町は110円の切手を貼るよう案内しています。切手が足りないと、高松市・土庄町は不足分を受取人払いで返すとし、三豊市は郵便物が差出人に戻ってしまうとしています。綾川町の案内のPDFは、返信用の切手の例を84円(速達344円)と以前の郵便料金のまま載せています。切手は、いまの郵便料金で用意してください。
- 表の宛先に送る。本籍地の市町の行に書かれた宛先に、書類一式を郵送します。届くまでの目安は、高松市が書類に不備がなければ送付まで1週間程度、丸亀市が届いた当日か翌日に発送して投函から約1週間、三豊市と多度津町が1週間程度、土庄町・直島町・綾川町が処理に2~3日かかり、そこに配達の日数が加わると案内しています。急ぐときは、高松市が往復とも速達を使うよう案内し、丸亀市・観音寺市・土庄町・琴平町なども速達の頼み方を載せています。
本籍地がわからないとき
送り先を探す前に、本籍がどこかを確かめる必要があります。本籍と筆頭者が載った住民票の写しを取る方法のほか、いくつかの調べ方があります。調べ方は本籍の調べ方にまとめました。住民票に本籍を載せる請求のしかたは住民票に本籍を載せる方法で説明しています。
近くの窓口でまとめて取れる「広域交付」
2024年3月1日から、本籍地が遠くても、最寄りの市区町村の窓口で戸籍証明書を請求できるようになりました。これが「広域交付」です。対象は、本人・配偶者・父母・祖父母・子・孫の戸籍です。
請求できるのは窓口に来た本人だけで、代理人は使えません。兄弟姉妹やおじ・おばの戸籍も対象外です。高松市・丸亀市・坂出市・善通寺市・観音寺市・東かがわ市・三豊市・三木町・宇多津町・綾川町・琴平町・多度津町・まんのう町をはじめ、県内の多くの市町が、公式サイトに広域交付の案内を載せています。使い方は戸籍の広域交付の使い方をご覧ください。
コンビニ・オンラインで取れる人
マイナンバーカードがあり、本籍地の市町が対応していれば、コンビニのマルチコピー機で戸籍証明書を取れます。この記事の表では、17市町のうち高松市・丸亀市・坂出市・三豊市・多度津町の5市町が「コンビニ」欄で○です。香川県内では、次のような点が公式ページに書かれています。
- 高松市・丸亀市・坂出市・三豊市・多度津町は、住所が市外・町外の人も、事前に利用登録をすれば取れるとしている。使えるようになるまで、高松市は3~5日程度、丸亀市は開庁日で5日程度、坂出市・多度津町は数日かかるとしている
- コンビニで取る戸籍証明書の手数料は、高松市・丸亀市・坂出市・三豊市が1通350円、多度津町が1通450円としている。取れる時間は、丸亀市・三豊市が6時30分~23時としている。高松市は、戸籍証明書を取れる時間を平日9時~17時、土日祝日10時30分~17時(2027年1月12日からは毎日10時~17時の予定)としている
- 除籍・改製原戸籍は、コンビニでは取れない(高松市・丸亀市・三豊市・多度津町が明記)。丸亀市は、2026年12月28日23時から2027年1月18日6時30分まで、戸籍を含むコンビニ交付を止めるとしている
- 善通寺市・観音寺市も、コンビニで本人の現在の戸籍を取れると案内しているが、市外に住む人が使えるかどうかの記載がないため、表では-にしている
香川県で、公式ページで戸籍証明書のオンライン請求を確認できたのは2市です。三豊市は、本人・配偶者・父母や祖父母・子や孫が、戸籍の全部事項証明書・一部事項証明書(除籍・改製原戸籍も対象)を請求でき、支払いはPayPay・d払い・au PAY・クレジットカードです。観音寺市は「スマート申請」で、本人だけが戸籍の全部事項・個人事項証明書を1通450円で請求でき、除籍は対象外です。支払いはクレジットカードで、郵送料は普通郵便110円、速達410円、簡易書留460円。証明書はマイナンバーカードの住所(住民登録地)に送られます。高松市の、スマートフォンで請求書を作っておくサービスは窓口で出すためのもので、郵送の請求には使えないとしています。請求できる人や証明書の範囲は市町ごとに違うので、使う前に各市町のページで確かめてください。手順の一般的な流れは戸籍謄本をコンビニで取る方法と戸籍謄本のオンライン請求にまとめています。
よくある質問
定額小為替はどこで買えますか
ゆうちょ銀行か郵便局の貯金窓口で買えます。券種は50円から1,000円までの12種類で、450円券と750円券もあります。発行手数料は1枚につき200円で、有効期間は発行から6か月です。謄本1通なら、450円券1枚に手数料200円を足した650円を窓口で払います(ゆうちょ銀行)。為替には何も書かずに同封するよう案内する市町が多くあります。
何通頼めばよいですか
提出先によって違うので、銀行、年金事務所、法務局など、出す先に必要な種類と通数を先に確かめてください。たとえば謄本1通と除籍2通なら、額面は450円+750円+750円で1,950円です。為替の枚数に応じて、発行手数料も別にかかります。丸亀市は、相続で全部の戸籍が必要なとき、本籍を市外に移していなければ3,000円程度を目安としています(人によって違います)。小豆島町は、相続などで戸籍を請求するときは、先に問い合わせるよう求めています。
相続で、出生から死亡までの戸籍が必要なときは
いまの戸籍から、除籍、改製原戸籍の順にさかのぼって集めます。本籍を何度か移している場合は、本籍地ごとに請求先が変わります。香川県内の本籍地は、この記事の表で宛先を探してください。多度津町は、平成16年9月4日にコンピュータ化で戸籍を作り直しているため、それより前の戸籍も必要になることがあります。直島町は、コンピュータ化の前の改製原戸籍は別に請求するよう案内しています。観音寺市は、観音寺市に本籍がない人が親族の戸籍を頼むときは、続柄が分かる戸籍の写しを付けるよう求めています。さかのぼり方は除籍謄本・改製原戸籍の取り方で説明しています。
本籍が合併前の町の名前のままです。どこに送ればよいですか
いまその地域を受け持つ市町に送ります。本籍の地名が、いまの市町の名前と違うことがあります。たとえば本籍が旧国分寺町なら高松市、旧詫間町なら三豊市、旧大野原町なら観音寺市、旧満濃町ならまんのう町が送り先です。旧町名でどの市町か分からないときは、表の市町の戸籍担当に電話で確かめてから送ると、行き違いを防げます。
参考にした公的情報
- 表の出典:各市区町村の公式サイト(表の「公式」リンク)
- 法務省「戸籍法の一部を改正する法律について(令和6年3月1日施行)」https://www.moj.go.jp/MINJI/minji04_00082.html
- ゆうちょ銀行「定額小為替」https://www.jp-bank.japanpost.jp/kojin/sokin/hikoza/kj_sk_hkz_kogawase.html
- コンビニ交付「利用できる市区町村」(地方公共団体情報システム機構)https://www.lg-waps.go.jp/01-04.html
※本記事は2026年11月2日時点の、各市町村の公式ページなどにもとづく一般的な整理です。宛先・手数料は変更されることがあります。送る前に、公式ページで最新の内容をご確認ください。
全国の一覧は戸籍謄本の郵送請求先 都道府県別一覧にまとめています。
ほかの都道府県の郵送請求先一覧:愛知県/岐阜県/静岡県/三重県/東京都/神奈川県/埼玉県/千葉県/大阪府/京都府/兵庫県/福岡県/北海道/茨城県/広島県/宮城県/新潟県/長野県/栃木県/群馬県/岡山県/福島県/熊本県/鹿児島県/沖縄県/滋賀県/奈良県/愛媛県/山口県/長崎県/青森県/岩手県/秋田県/石川県/大分県/宮崎県/山形県/富山県/和歌山県/山梨県
手続きが落ち着いたら:残ったお父さま・お母さまのこと
片方の親が亡くなった後は、残った親の相続(二次相続)で税金のかかり方や分け方が変わります。預金の置き場所、認知症への備え、遺言、受取人の名義など、元気なうちに確かめておきたい5つをまとめました。
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本記事は司法書士 今井 裕司(愛知第1112号/簡裁認定 第118116号)監修のもと、一般的な情報提供を目的として作成しています。個別の事情による判断は、専門家にご確認ください。