親が亡くなると、銀行や証券会社ごとに相続の連絡をすることになります。困るのが「どこに電話すればいいのか」。相続専用のセンターがある会社、取引店が窓口の会社、Webのフォームだけの会社と、金融機関によって入口がばらばらです。このページでは、主な金融機関の相続の最初の連絡先を一覧にし、くわしい手続きのページへつなげています。
✅ この記事の結論(30秒まとめ)
- 相続の連絡は、口座のある金融機関ごとに必要。1社に連絡しても、他の金融機関には伝わらない(同じグループで情報を共有すると案内している例はある)
- 最初の連絡先は大きく3つ。相続専用の電話・センター(ゆうちょ・三菱UFJ・三井住友・みずほ など)、取引店(りそな・野村證券・静岡銀行 など)、Webフォームのみ(PayPay銀行)
- 多くの金融機関で、連絡を受けて口座を確かめた時点で入出金や取引が止まる(楽天証券のように書類を出したあとに止まる例もある)。公共料金などの引き落とし口座は、早めに変えておく
- 電話の前に、通帳・取引残高報告書など口座が分かるものと、亡くなった方の氏名・生年月日・亡くなった日を手元に
- 下の表の連絡先と受付時間は、2026年10月30日に各社の公式サイトで確認したもの
銀行・ゆうちょ・ネット銀行の相続の連絡先
相続専用の電話番号を探している方が多いため、先にまとめます。各銀行の公式サイトで2026年10月30日に確認した内容です。
証券会社の相続の連絡先
証券会社の相続は、株や投資信託を現金で払い戻すのではなく、相続人名義の口座へ移す(移管する)のが基本です。受け取る相続人が口座を持っていなければ、その証券会社で口座を開くことになります。
東海の地方銀行
地方銀行は、お取引店(口座のある支店)に連絡する形のほか、相続の相談プラザやセンターを設けている銀行もあります。連絡先と必要書類は、それぞれのページの早見表にまとめています。
全国の地方銀行
東海以外の地方銀行も、銀行ごとのページに相続の最初の連絡先と必要書類をまとめています。ページができた銀行から順に加えています。
信用金庫・労働金庫(愛知・岐阜・三重・静岡)
信用金庫は地域ごとに営業しているため、連絡先はお取引店が基本です。相続の窓口や必要書類は各ページにまとめています。
- 愛知県:岡崎信用金庫/碧海信用金庫/西尾信用金庫/豊田信用金庫/豊橋信用金庫/豊川信用金庫/蒲郡信用金庫/瀬戸信用金庫/東春信用金庫/いちい信用金庫/尾西信用金庫/中日信用金庫/愛知信用金庫/知多信用金庫/半田信用金庫
- 岐阜県:岐阜信用金庫/東濃信用金庫/大垣西濃信用金庫
- 三重県:桑名三重信用金庫
- 静岡県:浜松いわた信用金庫/しずおか焼津信用金庫/三島信用金庫/沼津信用金庫
- 労働金庫:東海労働金庫
JA(農協)の貯金(愛知・岐阜)
JAの相続では、貯金のほかに出資金(組合員としての出資)の払戻しや引き継ぎの手続きがあります。窓口は各JAの支店です。
- 愛知県:JAなごや/JA天白信用/JAみどり/JA尾張中央/JA愛知北/JA西春日井/JA愛知西/JAあいち海部/JAあいち尾東/JAあいち知多/JAあいち中央/JAあいち豊田/JAあいち三河/JA西三河/JA蒲郡市/JAひまわり/JA豊橋/JA愛知東/JA愛知みなみ
- 岐阜県:JAぎふ/JAにしみの/JAめぐみの/JAひだ
どの金融機関でも共通の流れ
口座のある金融機関を洗い出す
通帳・キャッシュカード・郵便物・アプリ・メールなどから探します。
金融機関ごとに相続の連絡
上の表の窓口へ。多くの金融機関で、連絡した時点でその口座の入出金や取引が止まります。
届いた案内に沿って書類をそろえる
戸籍謄本(または法定相続情報一覧図)、相続人の印鑑登録証明書、遺言書や遺産分割協議書など。
書類を提出
郵送か窓口で出します。原本を返してくれるか、写しでよいかは金融機関によって違います。
払戻し・名義変更・移管
銀行は払戻しや名義変更、証券会社は相続人の口座への移管で完了します。
印鑑登録証明書は、多くの金融機関で発行から6か月以内のものを求めています。何社も手続きがあるときは、法定相続情報一覧図を作っておくと、戸籍の束を何度も出さずに済みます。家族が知らない口座の探し方は亡くなった親の銀行口座の調べ方、残高証明書の使いどころは銀行の残高証明書の取り方、証券口座の調べ方は証券口座・NISAの相続手続きにまとめています。
葬儀費用などで急ぎお金が要るときは、遺産分割の前でも一部を引き出せる預貯金の払戻し制度(民法909条の2)があります。上限は「その口座の亡くなった時点の残高×3分の1×その相続人の法定相続分」で、同じ金融機関からは150万円までです(親が亡くなった後の預金引き出し)。
よくある質問
1つの銀行に連絡すれば、他の銀行にも伝わりますか?
伝わりません。相続の連絡は、口座のある金融機関ごとに必要です。みずほ証券のように、同じグループのみずほ銀行・みずほ信託銀行と亡くなった方の情報を共有すると案内している例もありますが、手続きはそれぞれの案内に沿って進めます。
土日に電話できる相続の窓口はありますか?
この一覧では、楽天銀行(9:00〜17:00、土日祝も受付)とソニー銀行(9:00〜17:00、土日祝日も受付)が土日も受け付けています。みずほ証券・SMBC日興証券・東海東京証券は土曜も受け付けています(2026年10月30日確認)。WebやWebフォームは、時間を問わず使えるものもあります。
相続の連絡をすると、口座はすぐ止まりますか?
多くの金融機関で、連絡を受けて口座を特定した時点で入出金や取引が止まります。引き落とし口座になっている公共料金やクレジットカードは、引き落とし先を早めに変えておきます。
取引店がどこか分かりません。
三菱UFJ銀行の相続オフィスや、みずほ証券・東海東京証券のコールセンターのように、取引店が分からないときの窓口を案内している金融機関があります。野村證券は、取引店が分からないときは口座照会依頼書を郵送する方法と案内しています。
参考にした公式ページ
- ゆうちょ銀行「ゆうちょの相続手続き」
- 三菱UFJ銀行「相続のお手続き」
- 三井住友銀行「相続の手続方法」
- みずほ銀行「大切な方が亡くなられたら」
- 楽天銀行「相続手続き」
- 野村證券「相続のお手続き」
- 大和証券「相続のお手続き」
- 東海東京証券「相続に関するお手続き」
連絡先・受付時間は、2026年10月30日に各金融機関の公式サイトで確認した内容です。各社の詳しい出典は、それぞれのページに載せています。変わることがあるため、手続きの前に公式サイトで最新の情報をご確認ください。相続のしかたの判断や書類の作成が必要な場合は、司法書士・税理士などの専門家にご相談ください。
