相続税や準確定申告の書類を出す税務署は、自分の家の近くではなく、亡くなった人の住所地の税務署です。大阪府には税務署が31か所あり、府内の43市町村ごと(大阪市の北区と中央区は町名ごと)に担当が決まっています。
この記事では、大阪府内の全31税務署の名前・所在地・電話・管轄を一覧にし、「どこに出すのか」を確かめる方法をまとめます。国税庁の公式ページで確かめた内容だけを載せています(確認日:2026年10月16日)。
この記事の結論
- 提出先:相続税と準確定申告は、亡くなった人の死亡時の住所地を管轄する税務署に出します。相続人の住所地ではありません。
- 数:大阪府の税務署は31か所です。大阪市内に19か所、市外に12か所あります。大阪市の北区と中央区は、町名によって2つの税務署に分かれます。
- 相談:職員との面接相談は事前予約が必要です。各署の代表番号に電話し、音声案内で「2」を選びます。ただし、大阪市内の12署は、相続税など資産税の予約先が別の署です。
提出先は「亡くなった人の住所」で決まる
たとえば、亡くなった親が堺市に住んでいて、相続人の自分は大阪市北区に住んでいる場合でも、相続税の申告書は堺税務署に出します。住所が分からなくなったときは、住民票の除票や戸籍の附票で確かめます。
大阪市内の19税務署|区ごとの担当
大阪市内は、北区と中央区がそれぞれ2つの税務署に分かれています。北区は北税務署と大淀税務署、中央区は東税務署と南税務署です。同じ区でも、住んでいた町名によって税務署が変わります。町名ごとの区分は、国税庁の「管轄区域」で確かめられます。国税庁 大阪国税局「管轄区域」 各税務署の詳しい案内は、国税庁の大阪府の税務署のページで確認できます。
大阪市外の12税務署|市町村ごとの担当
市外は、1つの税務署が複数の市や郡をまとめて担当しています。たとえば、堺市は堺税務署、東大阪市は東大阪税務署が単独で担当します。ほかの市は、近くの税務署が一緒に担当しています。
区市町村から探す早見表
亡くなった人が住んでいた区市町村から、税務署を探せます。大阪市の北区と中央区は2つの税務署を並べました。どちらに当たるかは、国税庁の「管轄区域」で町名ごとに確かめてください。国税庁 大阪国税局「管轄区域」
相談の受け方|どの税務署も共通のルール
- まず、電話相談センターで聞く。0570-00-5901(ナビダイヤル)です。音声案内で、相続税と贈与税は「3」(譲渡所得・相続税・贈与税・財産評価)、所得税(準確定申告を含む)は「1」を選びます。受付は午前8時30分〜午後5時で、土日祝日と12月29日〜1月3日は休みです。
- 書類を見ながら相談したいときは、面接相談を予約する。管轄の税務署の代表番号にかけ、音声案内で「2」を選びます。面接は電話で事前に日時を予約する必要があります。
- 予約がいらない手続き。申告書の提出、納税証明書の請求、納付は、事前の予約がいりません。
電話相談センターにつながらないときは、税務署の代表番号にかけて「1」を選ぶと、電話相談センターにつながります。
2026年10月1日から、全ての税務署で、総合窓口の受付時間は原則として午前9時〜午後3時になりました。開庁時間は月曜〜金曜の午前8時30分〜午後5時で、土日祝日と年末年始は休みです。受付時間の外でも、開庁時間内なら手続きはできますが、できるだけ受付時間内に来てほしい、というお願いが出ています。
大阪市内の次の12署には、土地・株式などを売ったときの譲渡所得、相続税・贈与税、財産の評価について、担当の職員がいません。これらの相談は、近くの税務署の資産課税部門が受け付けています。この12署の管内の人が、相続税など資産税の面接相談を予約するときは、予約先の電話番号が違います。予約先の電話番号は、次の一覧に書きました。
- 旭税務署:城東税務署が担当(06-6952-3269)
- 阿倍野税務署:北税務署が担当(06-7176-5437)
- 生野税務署:北税務署が担当(06-6717-9677)
- 大阪福島税務署:東淀川税務署が担当(06-6448-1289)
- 大淀税務署:東淀川税務署が担当(06-6372-0128)
- 天王寺税務署:北税務署が担当(06-7167-0719)
- 浪速税務署:北税務署が担当(06-6632-1137)
- 西税務署:南税務署が担当(06-6583-4651)
- 西成税務署:南税務署が担当(06-6659-5138)
- 西淀川税務署:東淀川税務署が担当(06-6472-1025)
- 東成税務署:北税務署が担当(06-6971-1144)
- 港税務署:南税務署が担当(06-7166-9339)
どの税務署に出すのか迷うときは、30分の無料相談で、住所の確かめ方から一緒に整理できます。その場で何かをお決めいただく必要はありません。税額の計算や、申告が要るかどうかの判断は、税務署の相談窓口か税理士にご確認ください。申告に必要な書類は、相続税の申告に必要な書類にまとめています。準確定申告は、準確定申告のやり方で説明します。申告が要るかどうかの判定表は、相続税の申告は必要かにあります。
あわせて回る窓口|法務局・年金事務所
相続の手続きは、税務署だけでは終わりません。不動産の名義変更は法務局、年金の手続きは年金事務所が窓口です。どちらも、税務署とは管轄が別に決まっています。
- 法務局:大阪法務局「管内法務局一覧」
- 年金事務所:日本年金機構「大阪府の年金事務所」(予約のしかたは年金事務所の予約のしかた、府内の一覧は大阪府の年金事務所一覧)
- 戸籍:大阪府の戸籍謄本の郵送請求先一覧
- 死亡届:死亡届の出し方と書き方
- 相続人の確かめ方:相続人調査のやり方
- 遺産分割の期限:遺産分割の期限の一覧
よくある質問
亡くなった親の住所と、私の住所が違います。どの税務署に出しますか
亡くなった親の、死亡のときの住所を管轄する税務署です。相続税も準確定申告も同じ考え方です。上の早見表で、親が住んでいた区市町村から探してください。
税務署に行く前に、予約は必要ですか
職員との面接相談は、事前の予約が必要です。申告書の提出、納税証明書の請求、納付の手続きだけなら、予約はいりません。
大阪市内なら、どの税務署でも相談できますか
国税庁の案内では、面接相談は「所轄の税務署」で受け付けるとされています。電話相談センターは、住所に関係なく使えます。まず電話相談センターで聞き、書類を見る必要があれば管轄の税務署を予約する、という順番が分かりやすいです。
大阪市の北区や中央区は、どの税務署に出しますか
北区は北税務署と大淀税務署、中央区は東税務署と南税務署に分かれていて、住んでいた町名で決まります。町名ごとの区分は、国税庁の「管轄区域」で確かめられます。国税庁 大阪国税局「管轄区域」
相続税の面接相談の予約先が、署の代表番号と違うことはありますか
あります。旭、阿倍野、生野、大阪福島、大淀、天王寺、浪速、西、西成、西淀川、東成、港の12署は、相続税など資産税の相談を、近くの税務署の資産課税部門が受け付けています。予約先の電話番号は、上の一覧にあります。
参考にした公的情報
- 国税庁「大阪府の税務署 所在地・案内」(大阪国税局)
https://www.nta.go.jp/about/organization/osaka/location/osaka.htm - 国税庁 大阪国税局「管轄区域」
https://www.nta.go.jp/about/organization/osaka/location/besshi/osaka.htm - 国税庁「国税に関するご相談について」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/sodan/denwa-sodan/index.htm - 国税庁「令和8年10月1日からの税務署総合窓口の受付時間について」
https://www.nta.go.jp/about/introduction/torikumi/madoguchi_jikan/index.htm - 国税庁タックスアンサー「No.4205 相続税の申告と納税」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/sozoku/4205.htm - 国税庁タックスアンサー「No.2022 納税者が死亡したときの確定申告(準確定申告)」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2022.htm - 国税庁タックスアンサー「No.4429 贈与税の申告と納税」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/zoyo/4429.htm
本記事は、国税庁などの公開情報(2026年10月時点)をもとにした一般的な整理です。開庁時間や会場、予約の方法は変わることがあります。行く前に、国税庁の公式ページか税務署でご確認ください。個別の税額の計算や申告の判断は、税理士などの専門家にご確認ください。
