【2026年9月版】一時払い終身保険おすすめ比較|円建て・外貨建て・変額の選び方と提案書チェック表を複数社を扱う相談員が解説

最終更新: 2026年9月5日(毎月更新予定)

一時払い終身保険を比較するときの結論を先に書きます。決め手は「どの会社か」ではなく、円建て定額・外貨建て・変額のどのタイプか告知の有無と待機期間解約控除がかかる期間受取人指定の柔軟さの4点です。この4点を同じ条件の設計書で横に並べれば、提案が2つでも3つでも、自分の目的に合うものは絞れます。

退職金や相続した預金の置き場所として勧められ、複数の提案書を前に迷っている方に向けて、本記事では主要8商品の客観条件を一覧にしたうえで、タイプ別の違い、2026年時点の予定利率上昇局面での注意、提案書のどこを見るかのチェック表、そして「今は入らなくてよい家」の条件まで整理しました。運営は行政書士法人で、相談員はすべての保険会社の商品を扱える代理店の募集人です。

この記事の比較基準

本記事は販売実績や人気順ではなく、各社の公式資料で確認できる客観条件(加入年齢・告知の有無・通貨タイプ)と、相続の現場での使いやすさを基準に整理しています。順位はつけておらず、特定の商品・会社を推奨するものではありません。どれが上位かは、読む方の目的によって入れ替わるためです。

目次

まず「タイプ」で分ける|円建て定額・外貨建て・変額の違い

「一時払い終身保険」という名前は同じでも、中身は3つのタイプに分かれます。提案書を比べる前に、手元の提案がどのタイプかを確認してください。タイプが違うものを数字だけで比べると、必ず外貨建てや変額が「有利」に見えてしまいます。

比べる軸 🏦
円建て定額
💵
外貨建て
📈
変額
死亡保険金の額 契約時に確定 外貨では確定
円換算は変動
運用で変動
最低保証の有無を確認
元本割れの要因 早期解約のみ 早期解約+為替+手数料 早期解約+運用成績
利率の決まり方 契約日の予定利率で固定
(利率変動型は定期見直し)
契約日の積立利率
(円建てより高め)
利率という概念がない
(特別勘定の成績次第)
家族の手離れ ◎ 何もしなくてよい △ 為替を見て受取時期を判断 △ 運用状況の確認が続く
向いている目的 渡す金額を確定させたい 為替変動を許容し増やしたい 長期で増やす前提
相続の「確実に渡す」には不向き

2026年9月時点の一般的な設計。最低保証・手数料・見直し周期は商品により異なります

相続の相談現場で候補に挙がりやすいのは円建て定額です。理由は利率の高さではなく、契約したご本人が高齢の場合に、その後の管理を引き継ぐご家族が「何もしなくてよい」からです。外貨建ては外貨建て一時払い終身保険の注意点、変額は変額保険を相続対策として勧められたらで、それぞれの仕組みを先に押さえておくと提案書の読み方が変わります。

一時払い終身保険 比較一覧表(2026年8月時点)

次に全体像です。各社の公式サイトで確認できた範囲の情報を、同じ列で並べています。公式に明記がない項目は「−」または「公式サイト参照」とし、数値を推測で埋めることはしていません。順位はつけていません。

会社 商品名 タイプ 加入年齢 告知 予定利率(公表分)
住友生命 ふるはーとJロードⅢ 円建て・定額 15〜90歳(プランにより変動) 無告知プランあり(職業のみ告知) 2.25%(2026年7月1日契約分より改定・要最新確認)
住友生命 ふるはーとJロードグローバルⅢ 外貨建て 無告知プラン30〜90歳/告知ありプラン15〜90歳 無告知プランあり 公式サイト参照
日本生命 ニッセイ一時払終身保険 円建て・定額 3〜90歳 1.50%(2025年9月1日〜・要最新確認)
明治安田生命 円貨建・明治安田の一時払終身保険 円建て・利率変動型 被保険者0〜90歳 あり 最低保証予定利率0.25%
明治安田生命 外貨建・明治安田の一時払終身保険 外貨建て・利率変動型 被保険者0〜90歳 あり 最低保証予定利率0.25%
第一フロンティア生命 第一フロンティア終身保険 円建て/外貨建て選択・利率変動型 円建て・米ドル建て20〜90歳/豪ドル建て20〜85歳 告知不要 公式サイト参照
富国生命 一時払終身保険グッとアップ 円建て・定額 告知不要 公式サイト参照
太陽生命 一時払終身保険(無配当(002)) 円建て・定額 12〜90歳 公式サイト参照

2026年8月時点・各社公式サイトで確認できた範囲。利率は改定が頻繁なため、最新は設計書でご確認ください

表を見るときのポイントは3つです。「定額」は契約時に死亡保険金額が確定するタイプ、「利率変動型」は市場金利に応じて積立利率が見直されるタイプで、同じ円建てでもここは大きな違いです。加入年齢の上限90歳は「90歳なら誰でも入れる」という意味ではなく、別に健康状態や入院の有無の引受基準があります。「告知不要」「無告知プランあり」の商品は健康状態の告知なしで申し込めますが、職業の申告など告知以外の確認事項が残る場合があります。

予定利率が公表されていない商品は「隠している」わけではありません。利率変動型や外貨建てでは契約日ごとに適用利率が変わるため、個別の設計書でしか正確な数字が出せないという事情があります。比較するときは、同じ日付でそろえた設計書を並べる必要があります。

比較の軸は4つ|告知と待機期間・予定利率・解約控除・受取人指定

タイプをそろえたら、次は提案書の中身を4つの軸で見ます。この4つは、パンフレットの表紙には書かれておらず、設計書や約款の中ほどに小さく書かれていることが多い項目です。

軸1.告知の有無と「待機期間」

告知不要の商品は、健康状態を理由に加入を諦めていた方の選択肢になります。ただし告知がない代わりに、契約から一定期間内に亡くなった場合は死亡保険金ではなく既払込保険料相当額の返還にとどまる「待機期間」が設けられているのが一般的で、この長さは会社によって9か月から3年程度と幅があります(2026年時点・商品により異なります)。外貨建てでは返還額の為替の扱いも会社で違います。詳しくは告知なしで入れる一時払い終身保険の「待機期間」比較で整理しています。

もうひとつ、告知が不要な商品は保険会社が引受けのリスクを広く負う分、同じ払込額でも死亡保険金が抑えられる設計になっていることがあります。健康状態に問題がなければ、あえて告知ありの商品を選んだほうが条件が良くなるケースもあります。

軸2.予定利率|2026年は上昇局面、だから見るべき点が変わる

2025年から2026年にかけて、国内金利の上昇を受けて円建て一時払い商品の予定利率を引き上げる会社が相次いでいます(時点・会社により異なります)。ここで注意したいのは、円建て定額タイプは契約日の予定利率がその後ずっと固定されるということです。上昇局面では「もう少し待てば上がるのでは」と考えたくなりますが、次の改定がいつ・どちら向きに行われるかは誰にも分かりません。また、上限年齢や健康状態は待っている間に変わり得ます。

利率変動型は定期的に積立利率が見直されるため上昇局面の恩恵を受けやすい一方、最低保証利率(表では0.25%など)まで下がる可能性も織り込む必要があります。すでに古い契約をお持ちで「今の利率の商品に入れ替えませんか」と提案された方は、予定利率が上がったいま、昔入った一時払い終身保険は見直すべき?を先にご覧ください。解約控除と告知が再び発生するため、利率差だけでは判断できません。

軸3.解約控除がかかる期間

契約から一定期間内に解約すると、解約返戻金から解約控除が差し引かれ、払込額を下回ります。この期間は商品によって数年から10年程度と異なり、外貨建てや利率変動型ではさらに市場価格調整(金利変動による増減)が加わります。設計書の「解約返戻金推移表」で、何年目に払込額に戻るかを必ず数字で確認してください。この年数が、その資金を「使わないでいられる年数」より長ければ、その提案は合っていません。

軸4.受取人指定の柔軟性

受取人を複数指定して割合まで決められるか、契約後に変更できるか、配偶者・子以外(内縁のパートナー、甥姪、孫など)を指定できるかは、商品と会社の引受方針で差があります。「長男に6割、長女に4割」のように渡す相手と金額を自分で決めたい方には、ここが一番効く軸です。なお、相続税の非課税枠が使えるのは相続人が受け取る場合に限られ、相続人以外を受取人にすると税務上の扱いが変わります。契約者・被保険者・受取人の組み合わせで税金がどう分かれるかは早見表で確認できます。

提案書のどこを見るか|比較チェック表

複数の提案を比べるときは、まず条件をそろえてから、次の表の項目を横に並べます。条件がずれていると、数字だけを見ても意味のある比較になりません。

提案書を比べる4ステップ

⚖️

条件をそろえる

同じ払込額・年齢・性別

📅

同じ日付の設計書

利率は月単位で変わる

🔍

7項目を横に並べる

下のチェック表

「入らない」も含め決める

目的に合うか

確認項目 提案書のどこを見る 見るポイント 要注意サイン
1.タイプ 表紙の商品名の下・正式名称 「定額」「利率変動」「外貨建」「変額」のどれか タイプ違いを同じ表で比べている
2.死亡保険金 契約内容の「基本保険金額」 払込額に対して何倍か(円換算か外貨か) 「円換算は変動」の注記を見落とす
3.解約返戻金推移 経過年数ごとの推移表 何年目で払込額に戻るか 戻る年数が「使わない年数」より長い
4.告知・待機期間 「お引受けできない場合」「削減期間」の欄 期間の長さと、期間内死亡時に何が戻るか 「告知なし=誰でも」と説明される
5.予定利率・作成日 設計書の右上または欄外 作成日が同じ月か、固定か変動か 作成日が数か月離れた設計書を並べている
6.費用 「諸費用」「為替手数料」「市場価格調整」の欄 利率から差し引かれるものの合計 「利率3%」だけが強調されている
7.受取人 申込書の受取人欄・約款の指定範囲 複数指定・割合・変更の可否、指定できる範囲 受取人欄が空欄のまま話が進んでいる

設計書の項目名・配置は会社により異なります。見当たらない項目は担当者に該当箇所を示してもらってください

この7項目をそろえたうえで、「払込額」「契約時点の死亡保険金額」「解約返戻金が払込額に追いつく時期」の3つを横に並べる。これが、当社が相談の場で実際にやっている比較の手順です。1か所で提示された提案が選択肢のすべてではない、という前提も忘れないでください。窓口によって提案が変わる理由は保険の相談先で提案が変わる理由で整理しています。

目的別の選び方

一時払い終身保険は「どれが優れているか」よりも「何を優先するか」で候補が絞られます。相談現場でよく出てくる4つの目的から整理します。いずれもタイプの話であり、特定の商品を推奨するものではありません。

🏥

告知なしで入りたい

告知不要型・無告知プラン。待機期間の長さを必ず確認

🎂

85〜90歳前後で検討

上限90歳の商品が複数。年齢より健康状態が壁になる

🏦

シンプルに円建てで

円建て定額。渡す金額が契約時に確定し、家族の手離れがよい

⚠️

外貨も視野に(要注意)

為替リスクと手数料の理解が前提。家族が為替を見られるか

健康状態に不安があり、告知なしで入りたい方

持病がある、通院中である、過去に大きな手術をしている。こうした事情がある方にとって、告知の有無は最初に確認したい条件です。表で「告知不要」「無告知プランあり」と記載した商品は、健康状態の告知なしで申し込める設計です。ただし「告知不要イコール誰でも加入できる」ではなく、加入直後に亡くなった場合の取扱いが通常の契約と異なりますので、パンフレットの「お引受けできない場合」の欄は必ず目を通してください。

相談現場から|相談員メモ

健康状態を理由に加入を諦めていた方が、告知不要型で加入できたというご相談は、現場でも珍しくありません。ただし、申込時点で入院中の方や、余命の告知を受けている方は加入できないのが一般的です。「もう入れない」と思い込む前に、商品ごとの条件を確認してみる価値はあります。

持病がある方の生命保険全般については、持病がある場合の生命保険の選び方もあわせてご覧ください。

85〜90歳前後でも検討したい方

「年齢的にもう無理だろう」と思って相談に来られる方は多いのですが、表のとおり、加入年齢の上限を90歳としている商品は複数あります(通貨によって上限が異なる商品もあります)。ただし年齢条件を満たしていることと、実際に加入できることは別です。入院中の申込みや余命宣告を受けている状況では引受けができないのが一般的で、健康状態が変わる前に確認しておくのが現実的です。

また、高齢での契約ではご本人の意思確認が丁寧に行われ、同席者を求められる、確認の連絡が入るといった手続きが増えます。これは後々のトラブルを避けるための仕組みです。80代・90代での加入については、80代・90代でも生命保険に加入できるのかで詳しく整理しています。

シンプルに円建てで相続資金を渡したい方

「増やしたいわけではない。ただ、確実にこの金額を、この子に渡したい」。相続の相談では、この動機が一番多いように感じます。この場合、為替や運用成果で金額が動かない円建ての定額タイプが候補になり得ます。「1,000万円を預けたら、亡くなったときに誰にいくら渡るのか」が契約の時点で見える分かりやすさは、ご家族に説明するときにも効いてきます。

外貨建ても視野に入れる方

外貨建ては円建てより積立利率が高く設定されることが多く、設計書上の数字は魅力的に見えます。ただし円に換えて受け取る場合は受取時の為替レートで円換算額が変動し、円高なら円ベースで元本割れとなる可能性があり、為替手数料など利率だけでは見えないコストもあります。相続対策が主目的でご本人が高齢の場合、為替を見て受取時期を判断する役目はご家族に委ねられます。ご家族がそれを負担に感じるかどうかも判断材料です。検討される場合は外貨建て一時払い終身保険の注意点を先にお読みください。

今は入らなくてよい家|4つのサイン

商品を比較する前に、もっと手前の話をします。一時払い終身保険は、誰にとっても有効な選択肢ではありません。次の4つのどれかに当てはまる家は、比較を進める前に「そもそも保険という形にする意味があるか」を整理し直したほうがよい、というのが当社の立場です。

🏠

10年以内に使う
予定のある資金

🛏️

医療費・施設費の
予備が別にない

🧾

相続税が
かからない見込み

📈

目的が
「増やしたい」だけ

当社の相談現場での整理。3つ目は非課税枠の効果がない場合でも「分割協議を待たずに渡る」利点は残ります

1つ目と2つ目は、早期解約で元本割れする商品の性質そのものと衝突します。「数年後に自宅のリフォームを考えている」「介護施設の入居費用として残しておきたい」という資金であれば、預金のまま置いておくほうが素直です。3つ目の、相続税がかからない見込みの方にとって非課税枠のメリットは実質的に発生しません。ただし「遺産分割を待たずに現金が渡る」「渡す相手と割合を決められる」という利点は残るので、目的を整理し直すことになります。4つ目、純粋に増やすことが目的なら、他の手段と並べて検討したほうが判断しやすくなります。

実際、当社に相談に来られる方の多くは、この4つに当てはまらない段階で来られます。「使う予定はないが、預金のまま置いておくのも何となく落ち着かない」という方です。当てはまる方には、その旨を率直にお伝えしています。勧められた保険が本当に必要かの見分け方は「入らなくていい保険」の見分け方で、仕組みの基本は一時払い終身保険とは?仕組み・メリット・注意点でそれぞれ整理しています。銀行の窓口で勧められて検討を始めた方は、銀行で一時払い終身保険を勧められたときの考え方もあわせてご覧ください。

相続で選ばれる理由

預金のままではなく、あえて生命保険という形にする。その理由は大きく5つあり、最初の2つが特に大きいものです。

亡くなった後、お金はいつ動かせる?

預金のまま

🔒

口座凍結

📄

遺産分割協議

数ヶ月

やっと引き出せる

死亡保険金なら

📨

受取人が請求

3〜5営業日

現金を受け取り

💴

葬儀費・生活費に

公式は原則5営業日以内・実務では3営業日程度も(会社による)

受取人固有の財産になり、遺産分割を待たない

死亡保険金は原則として受取人固有の財産として扱われ、遺産分割協議の対象になりません。相続人の話し合いがまとまらず預金口座が動かせない状態が続いても、指定された受取人は単独で請求し、葬儀費用や当面の生活費に充てられます。主要各社の公式案内では請求書類到着の翌日から原則5営業日以内の支払いと定められ、当社が立ち会った範囲では書類に不備がなければ3営業日程度で振り込まれた例もあります(会社・請求内容によります)。ただし請求するのは受取人です。契約の存在と保険会社名をご家族が知らなければ請求が始まりませんので、証券の保管場所を受取人に伝えておくことが前提になります。

死亡保険金の非課税枠が使える

相続税の計算において、死亡保険金には「500万円 × 法定相続人の数」という非課税枠があります。同じ金額でも、預金のまま相続されれば全額が課税対象になりますが、死亡保険金として受け取る形であればこの枠が使えます。

死亡保険金の非課税枠(例:相続人3人)

🧑

配偶者
500万円

🧑


500万円

🧑


500万円

= 1,500万円まで非課税

500万円 × 法定相続人の数。現金のまま相続するより税負担を抑えられる場合があります

ただし、この枠が使えるのは相続人が受け取る場合です。受取人の指定によっては適用されないこともありますので、具体的な税額の計算や、ご自身のケースで枠が使えるかどうかは税理士にご確認ください。納税資金として「いくらまで意味があるか」の考え方は相続税の納税資金を保険で用意するで整理しています。

受取人を複数指定でき、納税資金・代償金の原資にもなる

受取人は1人に限らず、複数を指定してそれぞれの受取割合まで決めておくことができ、契約後の変更もできます。預金にはこの機能がなく、遺言を残していなければ相続人全員の話し合いで分け方を決めることになります。渡す相手と金額を自分で決めておきたい、という目的であれば、ここが一番効く機能です。

実務でよく使われる場面がもう2つあります。財産の大半が自宅などの不動産で現金がわずかしかない家では、申告期限までに現金で納める相続税のために不動産を急いで売らざるを得なくなることがあり、死亡保険金という形で現金が渡るようにしておけばこの事態を避けやすくなります。代償分割も同じ構図で、自宅を引き継ぐ長男を受取人にしておけば、その保険金を他の相続人への代償金に充てる道筋が作れます。

比較の前に確認したい3つの注意点

1. 途中で解約すると元本割れの可能性がある

契約から間もない時期に解約した場合、解約返戻金が払込んだ保険料を下回ることがあります。どのくらいの期間でどう推移するかは商品によって異なるため、設計書の解約返戻金の推移表を必ず確認してください。デメリット面をより詳しく知りたい方は、一時払い終身保険のデメリットで整理しています。

2. 外貨建てには為替リスクがある

外貨建て商品は円換算額が為替レートで変動し、積立利率の高さと円ベースでの受取額は別の話です。外貨建てとあわせて変額タイプを提案されるケースもありますので、仕組みが異なる商品を同じ土俵で比較しないよう、変額保険を勧められたときの考え方もご確認ください。

3. 生命保険料控除は原則として払込んだ年の1回だけ

毎月払いの保険と違い、一時払いは保険料の払込みが1回で完結します。そのため、生命保険料控除の対象となるのも原則として払込んだ年の1回のみです。毎年の所得控除を期待して契約すると、想定と違うことになります。控除の適用可否や金額はご事情によって異なりますので、税務のご相談は税理士へお願いします。

この3点は、いずれも「知っていれば避けられる」種類の食い違いです。あわせて、証券や契約内容のお知らせの保管場所を受取人となる方に伝えておいてください。保険会社によっては契約内容を家族に通知する仕組みがありますので、申込時に確認しておくと安心です。

よくある質問

予定利率が上がっているなら、契約を待ったほうが得ですか

次の改定がいつ・どちら向きに行われるかは分からないため、「待てば得」とは言えません。円建て定額は契約日の利率で固定されますので、待つ間に健康状態や上限年齢の条件が変わるリスクと、利率がさらに上がる可能性を天秤にかけることになります。目的が「渡す金額を確定させる」ことなら、利率の0.数%の差より、今入れる条件かどうかのほうが結果に効きます。

90歳でも加入できますか

加入年齢の上限を90歳としている商品は、表に挙げた中でも複数あります(通貨によって上限が異なる商品もあります)。ただし年齢条件を満たすことと引受けが認められることは別で、健康状態や申込時の状況によっては加入できない場合があります。まずは年齢だけで諦めずに確認する、という順番になります。

入院中でも申し込めますか

告知不要の商品であっても、申込時点で入院中の場合や余命宣告を受けている場合は引受けができないのが一般的です。「告知がないから状況を問わない」ということではありません。ご家族が本人に代わって手続きを進めたいというご相談も多いのですが、契約者・被保険者ご本人の意思確認は原則として必要です。

結局、どの会社がいちばん得ですか

この質問が一番多いのですが、誠実にお答えすると「予定利率だけでは決まらず、目的によって変わります」となります。告知不要が最優先なら利率がやや低くても告知不要型、渡す金額を確定させたいなら円建て定額、為替変動を許容できるなら外貨建ても候補に入る。同じ表を見ていても、優先順位が違えば結論は変わります。

銀行と代理店では、扱っている商品は違いますか

違います。銀行や証券会社の窓口で扱える保険会社・商品は、その金融機関が提携しているものに限られます。乗合の代理店であっても、提携先の範囲は代理店ごとに異なります。提示を受けたときは、「他社の同種の商品ではどうなりますか」と一言たずねてみてください。扱える範囲が限られていれば、その旨の説明があるはずです。

どれが合うか、中立な立場で確認したい方へ

当社の相談員はすべての保険会社の商品を扱えるため、特定の商品を売る動機がありません。お手元の提案書を2〜3通お持ちいただければ、この記事のチェック表の7項目を横に並べて、どれが目的に合うか、そもそも入る意味があるかから確認いただけます。

「預金のままでいいのでは」という結論になることもあります。そう申し上げたほうが適切なケースは、実際にあります。ご事情をうかがったうえで、加入年齢や告知の条件で候補が絞れる場合は、その場で整理してお伝えします。

表のどれが合うか、中立な立場で確認する

加入年齢や告知の条件で候補を絞り、その場で整理してお伝えします。「入らなくていい」という結論も含めてお話しします。

30分の無料相談を申し込む

お電話でも:052-766-5650(相談中は折り返しになります)

来所や電話が難しい方へ:提案書や保険証券の写真をLINEで送っていただければ、相談員が内容を見て2営業日以内に返信します。

免責事項

本記事は特定商品の推奨・勧誘を目的とするものではありません。商品内容・利率・引受条件は変更されるため、最新の公式資料・設計書をご確認ください。税務は税理士にご相談ください。

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この記事を書いた人

「いまから相続」は、株式会社アシストプラスが運営する、相続の手続き・生前対策・終活に関する情報サイトです。愛知県内の相続相談先の選び方や費用相場、金融機関ごとの手続き、生前対策や終活の進め方など、地域の実情に即した実践的な情報をお届けしています。 なお、運営会社である株式会社アシストプラスには、「あいち相続あんしんセンター」代表を務める司法書士 今井裕司が一部出資しております。この関係性を踏まえ、記事内でのご紹介・ご案内は公平性を保つよう努めています。

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