葬儀が終わって少し落ち着いたころ、お寺や葬儀社から「四十九日はいつにしましょうか」と聞かれます。日取り、お墓、位牌、法要のあとの会食と、決めることが一度に増える時期です。
この記事では、四十九日法要までに決めることを「いつまでに」の順に並べました。納骨の考え方と、かかるお金の目安も表にしています。内容は2026年10月8日時点で公開されている葬儀会社や解説サイトの情報をもとにした、一般的な整理です。
この記事の結論
- 四十九日は、亡くなった日を1日目として数えて49日目です。都合で日をずらすときは、後ろへ遅らせず、前へ早めるのが一般的です。
- 最初にお寺の都合を聞きます。法要の1か月前までに日取りを決め、案内状はそのころに届くようにします。本位牌や納骨の彫刻は、頼んでから出来上がるまで日数がかかります。
- 納骨は四十九日と同じ日に行う人が多いものの、法律上の期限はありません。お墓の用意が間に合わなければ、百か日(亡くなって100日目の法要)や一周忌に合わせても構いません。
四十九日はいつ?数え方と日取りの決め方
四十九日は、亡くなった日(命日)を1日目と数えて、49日目にあたります。亡くなってから7日ごとに法要を重ねていき、その七回目が四十九日です。「満中陰(まんちゅういん)」と呼ぶこともあります。数え方の例を表にしました。
平日にあたるときは、皆が集まりやすい直前の土曜・日曜に行うことが多いとされています(All About)。日にちをずらすときは、49日目より後ろにせず、前倒しにするのが一般的です(ALSOK)。
「四十九日が三か月にまたがるのはよくない」と聞くことがあります。たとえば11月15日に亡くなると、49日目は1月2日で、11月・12月・1月の三か月にかかります。この言い伝えは迷信とする解説があり、気になる場合は早めの日に行う人がほとんど、とされています(All About)。
いつまでに何を決める?準備のスケジュール
決まった順番はありません。ただ、お寺の予定が合わないと日取りが動くので、最初にお寺へ相談しておくと、やり直しが少なくなります。法要の日を基準にした目安は次のとおりです。
宗教・宗派で違うところ
ここまでは、仏式の一般的な例です。宗派や宗教によって、考え方や呼び名が変わります。
本位牌と仏壇は、いつまでに用意する?
葬儀のときは、白木(しろき)の仮の位牌を使います。四十九日の法要で、塗りの本位牌に魂を入れる供養(開眼供養)を行います。本位牌は、注文してから届くまで1〜2週間かかります(ALSOK)。日取りが決まったら、早めに頼みます。戒名の文字を間違えないよう、戒名を書いた紙を手元に置いて注文すると安心です。
仏壇がまだない場合は、本位牌を祀る場所として、法要の日までに用意しておくとよいとされています(serai.jp)。
納骨はいつ?必要な書類と、間に合わないとき
遺骨をお墓や納骨堂に納めることを、納骨といいます。納骨の時期に、法律上の決まりはありません。納骨するまでは、自宅の祭壇や仏壇に遺骨を置いておきます(meetsmore)。
納骨のときは、火葬のあとに受け取る「埋葬許可証」を出します。自治体によって、「埋火葬許可証」などと呼び名が違います。火葬が済んだ印が押された書類で、骨壺を入れた箱の中に入っていることがあります。コピーは使えません。お墓や寺院によっては、墓地使用許可証や認印も求められます(ht-tax.or.jp)。
なくしたときは、火葬許可証を受け取ってから5年以内なら、発行した市区町村役場で再発行できます。必要なものは自治体で違うので、役場に確認してください。
かかるお金の目安
金額は、お寺・地域・規模で大きく変わります。お布施には決まった額がなく、檀家(お寺を支える家)としての付き合いや宗派で変わるため、お寺に相談するよう勧める解説もあります(serai.jp)。聞きにくいときは、「皆さんはどのくらいお包みですか」とたずねる方法があります。一般的な目安は次のとおりです。
葬儀全体の費用や、誰が払うかについては、葬儀費用の相談2026|誰が払う?親の口座から払う方法と生前の準備にまとめています。法事に参列する側の香典の相場は、法事の香典はいくら?一周忌・三回忌の相場・表書き・回忌の数え方をご覧ください。
香典返しと、このころの手続きの期限
いただいた香典へのお返し(香典返し)は、三十五日か四十九日の忌明け(喪に服す期間が終わること)に、あいさつ状を添えて贈るのが一般的です。最近は、葬儀の当日に渡す「即日返し」も増えています。金額は、いただいた香典の半額から3分の1ほどが目安とされています(髙島屋)。
四十九日のころは、亡くなってから約1か月半です。役所や銀行の手続きも、少しずつ進める時期にあたります。期限が決まっているものもあります。たとえば相続税の申告は、亡くなったことを知った日の翌日から10か月以内です(国税庁)。相続税がかかるのは、財産が基礎控除の額を超えた人です。数え方の例は、相続税の申告期限10か月の数え方にまとめています。
よくある質問
四十九日までに納骨しないといけませんか
法律上の期限はありません。納骨まで、遺骨を自宅の祭壇や仏壇に置いておくことはできます。お墓が決まっていないときは、百か日や一周忌に合わせる人もいます。
日にちを後ろにずらしてもよいですか
一般的には、後ろにずらさず、前倒しにするとされています。平日にあたる場合は、直前の土日に行うことが多いようです。お寺の考え方もあるので、お寺に確認してから決めてください。
浄土真宗でも、四十九日の法要はしますか
行います。ただ、浄土真宗では、亡くなるとすぐに極楽浄土へ行くと考えます。そのため、故人の冥福を祈るというより、感謝を伝える法要とされています。
三か月にまたがる場合は、日を早めないといけませんか
迷信とする解説があります。ただ、気になる家族がいるなら、お寺と相談して早めの日にする方法もあります。家族が納得して日を決めることが大切です。
今日できる一歩
- 骨壺の箱の中や書類入れを見て、埋葬許可証がどこにあるか確かめます。
- お寺に電話をして、四十九日の候補日を2〜3日伝えます。
- 呼びたい親族の名前を紙に書き出し、人数をだいたい数えます。
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参考にした情報
- ALSOK「四十九日法要とは?意味や当日の流れ、必要な準備についてご紹介」https://www.alsok.co.jp/person/recommend/2248/
- ALSOK「年忌法要の準備と費用」(解説記事)https://www.alsok.co.jp/person/recommend/2255/
- ALSOK「法要・納骨の時期と費用」(解説記事)https://www.alsok.co.jp/person/recommend/2322/
- meetsmore「納骨の時期と準備」(解説記事)https://meetsmore.com/services/funeral/media/148877
- ht-tax.or.jp「埋葬許可証とは」(税理士法人の解説)https://www.ht-tax.or.jp/sozoku-guide/burial-permit
- serai.jp「四十九日のお布施」(解説記事)https://serai.jp/living/1097962
- All About「四十九日法要の日取りと準備」(解説記事)https://allabout.co.jp/gm/gc/71872/
- 髙島屋「法要・香典返しのマナー」https://www.takashimaya.co.jp/giftnavi/chouji_01.html
- 国税庁タックスアンサー No.4205「相続税の申告と納税」https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/sozoku/4205.htm
※本記事は2026年10月時点の、公開されている葬儀・マナー解説等にもとづく一般的な整理です。日取り・金額・作法は、お寺・宗派・地域・家ごとの考え方で異なります。迷うときは、お寺や葬儀社、親族の年長者に確認してください。
