親や祖父母の生まれ年を思い浮かべながら、「今年は何かお祝いの年にあたるのだろうか」と考える人は多いものです。調べ始めると、還暦、古希、喜寿と名前がいくつもあり、数え年と満年齢のどちらで数えるのかでも迷います。
この記事では、2027年に長寿祝いを迎える人の生まれ年を、満年齢と数え年に分けた早見表にしました。あわせて、祝いの色や由来、お祝い金の目安、祝う時期をまとめます。内容は2026年10月時点のものです。
この記事の結論
- 満年齢で祝う場合、2027年に還暦(60歳)を迎えるのは1967年(昭和42年)生まれ、古希(70歳)は1957年(昭和32年)生まれ、喜寿(77歳)は1950年(昭和25年)生まれ、米寿(88歳)は1939年(昭和14年)生まれです。
- 本来は数え年で祝いますが、いまは満年齢で祝う人も多く、どちらでも決まりはありません。数え年で祝うと、還暦以外は生まれ年が1年ずれます。
- 祝いの色は、還暦が赤、古希と喜寿が紫、傘寿と米寿が黄(金茶)、卒寿と白寿が白が基本です。お祝い金は、祖父母に1万〜3万円、両親に2万〜5万円が目安とされています。
長寿祝いの早見表【2027年】満年齢で祝う場合
満年齢は、生まれた日を0歳とし、誕生日が来るたびに1歳ずつ増やす、ふだんの数え方です。2027年に祝いの年齢になる人の生まれ年は、「2027から祝いの年齢を引いた年」で求められます。たとえば古希(70歳)なら、2027−70=1957年生まれです。
2027年は、十二支でいうと丁未(ひのとひつじ)の年です。1967年生まれの人は、生まれた年と同じ干支に60年ぶりに戻るので、2027年が還暦にあたります。
数え年で祝う場合の早見表
数え年は、生まれた年を1歳とし、お正月(1月1日)が来るたびに1歳ずつ増やす数え方です。誕生日は関係ありません。2027年の数え年は、「2027−生まれ年+1」で求められます。1957年生まれなら、2027年の元日に数え年71歳になり、誕生日が来ると満70歳です。
数え年と満年齢、どちらで祝えばよいか
長寿祝いは、本来は数え年で祝うものです。ただ、いまは満年齢で祝うことも多く、誕生日や敬老の日に祝う家もあります(Dime)。還暦だけは、数え年61歳と満60歳が同じ生まれ年にあたるので、迷いません。
古希以降は、どちらの数え方でもよいとされています(三越伊勢丹)。決めるときの考え方は、次の3つです。
- 本人の希望を聞く:「数え年で祝ってほしい」「誕生日がいい」と、こだわりのある方もいます。
- 家族で食い違わないようにする:兄弟姉妹が別々の年にお祝いをしてしまわないよう、事前に話し合っておくと安心です。
- 集まりやすい日を選ぶ:お正月、誕生日、敬老の日のように、家族が顔を合わせやすい日が選ばれています(三越伊勢丹)。2027年の敬老の日は、9月20日(月)です。
祝いの色と由来
長寿祝いには、それぞれ決まった色があります。贈り物やお祝いの席の飾りに、その色を取り入れるのが習わしです。ただし色は、地域や家によって違う説もあります。
還暦には、赤いちゃんちゃんことずきんを贈るならわしがありました。いまは少なくなっているようです(三越伊勢丹)。本人の好みを聞いて、赤い小物や、お祝いの花など、気軽に身につけられるものを選ぶ人もいます。
お祝い金の目安と、袋の書き方
お祝い金は、贈る相手との関係で変わります。三井住友カードの解説では、次のような目安が紹介されています。祝いの種類を問わない共通の目安で、還暦だけ金額が少し違います。
現金を包むときの表書き(袋の上段に書く言葉)は、「寿」または「祝」に祝いの名前を添えるのが基本です。たとえば「還暦御祝」「寿」などと書き、下段に贈る人の名前を書きます。水引は紅白の蝶結びが一般的です。表書きの基本は三越伊勢丹の案内によります。
100歳になる人には、国からもお祝いがあります。2024年9月の厚生労働省の発表では、その年度に100歳になる人に、内閣総理大臣のお祝い状と記念の銀杯が、自治体を通じて届けられます(2024年度の対象は47,888人)。毎年の対象や贈り方は、お住まいの市区町村の案内でご確認ください。
祝い方のヒント
- 本人の気持ちを一番に:「年寄り扱いされたくない」「大げさにしないでほしい」という方もいます。食事会にするか、手紙や電話にするか、先に聞いておきます。
- 体調や足腰に合わせる:食事会は、移動が少ない場所と、短めの時間にすると、本人も家族も負担が小さくなります。
- 遠くに住む家族とも分け合う:集まれない家族からは、手紙やビデオ通話で一言ずつ届けてもらうだけでも、思い出に残ります。
お祝いで家族が集まるのは、今後のことを話しやすい機会でもあります。ただ、お祝いの席で切り出すと、水を差すことがあります。別の日に、親を責めない切り出し方を年末年始の帰省で親とお金の話で紹介していますので、よければ参考にしてください。
よくある質問
数え年と満年齢、どちらで祝えばよいですか
決まりはありません。本来は数え年ですが、いまは満年齢で祝う人も多くなっています。本人と家族で話し合い、無理のない日を選んでください。
誕生日と敬老の日、いつ祝えばよいですか
お正月、誕生日、敬老の日が選ばれることが多いです。家族が集まりやすい日で構いません。2027年の敬老の日は、9月20日(月)です。
本人が「お祝いはいらない」と言うときは
本人の気持ちを大切にして、大がかりな会はせず、手紙や電話、ささやかな贈り物にとどめる方法があります。「ありがとう」を伝えるだけでも、立派なお祝いになります。
米寿のあとは、どんなお祝いがありますか
卒寿(90歳)、白寿(99歳)、百寿(100歳)と続きます。さらに、茶寿(108歳)、皇寿(111歳)、大還暦(120歳)という呼び名もあります(Dime)。
今日できる一歩
- 親や祖父母の生まれ年を確かめ、この記事の表で、2027年に当たる祝いがあるか探します。
- 本人に、食事会がよいか、手紙や電話でよいか、何もしないほうがよいか、一言聞いてみます。
- 誕生日か敬老の日(9月20日)をカレンダーに書き、兄弟姉妹に日取りを知らせます。
参考にした情報
- 厚生労働省「百歳高齢者表彰の対象者は47,888人」(2024年9月17日)https://www.mhlw.go.jp/content/12304250/001562143.pdf
- 三越伊勢丹「長寿祝い(賀寿)のしきたり」https://www.mistore.jp/gifts/life/kanreki/
- 三井住友カード「正しく知っている? 長寿の祝いの基礎知識とは?」https://www.smbc-card.com/giftcard/column/choju_manners.jsp
- Dime「長寿祝いの年齢と色」(2020年1月24日)https://dime.jp/genre/843860/
- ベストカレンダー「2027年の長寿祝い早見表」(生まれ年の照合に使用)https://bestcalendar.jp/tools/longevity/2027
- ベストカレンダー「2027年9月の祝日」(敬老の日の日付)https://bestcalendar.jp/2027/9/holidays
※本記事は2026年10月時点の公開情報にもとづく一般的な整理です。長寿祝いの年齢や色、お祝い金の目安に法律や公的な決まりはなく、地域や家のならわしで異なります。迷うときは、ご家族や親族の年長者にご確認ください。
