しめ飾り・鏡餅はいつまで?松の内の地域差と正しい処分の仕方

お正月が過ぎ、玄関のしめ飾りや床の間の鏡餅を、いつ片づければよいのか迷う頃です。7日なのか、15日なのか。片づけたあとは、どう処分すればよいのか。地域によって日が違うため、調べるほど分からなくなる方も多いようです。

この記事では、飾る日と片づける日、松の内の地域差、どんど焼きとごみ出しの手順を順に整理しました。2026年10月時点の一般的な情報です。お住まいの地域や神社のならわしがあれば、そちらを優先してください。

この記事の結論

  1. しめ飾りと門松は「松の内」の最終日に外すのが基本です。東日本は1月7日、西日本は1月15日までとされます。鏡餅は鏡開き(多くは1月11日、地域により15日や20日)に食べます。
  2. 処分は、1月15日ごろのどんど焼きが基本です。行けなければ、塩で清めて紙に包み、ほかのごみと分けて燃えるごみに出します。
  3. 出し方は市区町村で違います。大きなものや、プラスチック・針金が付いたものは、分け方が変わることがあります。迷ったら市役所のごみの窓口に聞いてください。
目次

飾る日と片づける日のカレンダー

しめ飾りと鏡餅を飾る日、片づける日を、一覧にしました。いずれも一般にいわれる目安で、地域や家で違います。

日にちすることひとこと
12月13日ごろからお正月の準備を始める(正月事始め)この日以降なら、いつ飾っても構いません。
12月28日飾る日として、よいとされる「八」の字が末広がりで、縁起がよいといわれます。
12月29日避ける家が多い「二重苦」に通じるとして、避けるならわしがあります。
12月30日28日に間に合わないときの日28日を逃したときは、30日がよいとされています。
12月31日避ける家が多い「一夜飾り」と呼ばれ、神様に失礼とされてきました。
1月1日〜7日(または15日)松の内。飾ったままにしておく年神様が家にいらっしゃる期間です。
1月7日(または15日)しめ飾り・門松を外す松の内の最終日に外すのが基本です。
1月11日鏡餅を下ろして食べる(鏡開き)地域により、15日や20日に行うところもあります。
1月15日ごろどんど焼きで、しめ飾りなどを納める小正月の火祭りです。地域により、7日に行うところもあります。
※12月の飾る日の目安は、ヨムーノ編集部の解説などによります。松の内・鏡開き・どんど焼きは、和文化研究家の三浦康子さんの解説(All About ニュース)などによります。

松の内の地域差:7日か、15日か

松の内とは、年神様が家に滞在する期間のことです。しめ飾りや門松は、この最終日に外します。

松の内は、東日本では1月7日まで、西日本では1月15日までとされます(秋田魁新報)。和文化研究家の三浦康子さんは、江戸幕府のもとで松の内を7日までとする形が広まり、上方(関西)では古いならわしが残ったため、地域差が生まれたと説明しています。

行事全国的に多い日地域によって違う日
松の内の最終日1月7日(東日本)1月15日(西日本)
しめ飾り・門松を外す1月7日1月15日
鏡開き1月11日1月15日、20日
どんど焼き(左義長)1月15日ごろ(小正月)7日に行う地域もある
※地域の境目ははっきりしていません。あくまで一般的な目安です。

引っ越してきた方や、実家と自分の家で習慣が違う方は、近所の神社や自治会、昔から住んでいる方に聞くのが確実です。7日に外す家も、どんど焼きの日に合わせて15日まで飾る家もあります。

鏡餅は鏡開きで、残さず食べる

鏡餅には、新年の神様である年神様が宿るとされます。その餅を食べて力を授かる、という意味があるため、食べ残したり捨てたりせず、いただくのが良いとされています。鏡開きは、松の内が過ぎてから行うのが基本です。

鏡餅は、刃物で切らず、手や木づちで割ります。武家のならわしから、刃物は切腹を連想させるとして避けられてきました。「割る」は縁起が悪いとして、「開く」と言い換えられたのが、鏡開きの名の由来です。

ここで一つ、安全のお話です。久しぶりに食べるお餅は、食べ慣れていないことがあります。消費者庁は、年末年始に増える高齢者の事故として、お餅による窒息への注意を呼びかけています(2025年12月23日発表)。

  • 食べやすい大きさに切ってから食べる。
  • ゆっくりよく噛んでから飲み込む。よく噛まないうちに、お茶などで流し込まない。
  • 一口の量は、無理なく食べられる量にする。
  • ご家族で食べるときは、周りの人が食べている様子を見守る。

しめ飾りの処分:3つの方法

しめ飾りは「神聖な場所を示すもの」、門松は「年神様を迎える目印」とされます。感謝の気持ちを込めて納める方法が、いくつかあります。

方法内容向いている人注意
どんど焼きに持ち込む1月15日ごろ、地域の会場や神社で燃やしてもらう。年神様は、その煙に乗って帰るといわれます。近くに会場があり、出かけられる人燃えないものは外す。会場のルールに従う。
神社・お寺に納める神社の古札納所などに納める。日程が合わない人社寺によって、どんど焼きのあとも受け付けます。社務所に確認を。
家庭ごみに出す塩で清め、紙に包んで、燃えるごみに出す。近くにどんど焼きがない人市区町村のごみのルールに従う。
※処分の方法は、三浦康子さんの解説(All About ニュース)と、HugKum(小学館)の解説によります。

どんど焼きに持ち込む前に

  • プラスチック、ガラス、針金などの燃えないものは、先に外します。ダイダイや柿、お餅も外します。
  • のし袋、年賀状、仏具、人形、写真などは持ち込めません。どんど焼きは、ごみ処分の場ではないとされます。
  • 高齢の方は、火に近づきすぎないようにしてください。火の扱いは、担当の方に任せるよう呼びかけられています。
  • 地域によっては、事前に回収する神社や、郵送で受け付ける神社もあります。費用や日程は、神社のホームページなどで確認してください。

ごみに出すときの手順と、自治体のルール

どんど焼きに行けないときは、次の手順で家庭ごみに出せます。

  1. 飾りを外し、プラスチックや針金などの燃えないもの、ダイダイや餅を取りのぞく。
  2. 新聞紙や白い紙の上に、しめ飾りを置く。
  3. お清めの塩を、左・右・左の3回に分けてふりかける。
  4. 紙で包む。
  5. ほかのごみと混ぜず、単独でごみ袋に入れて、燃えるごみに出す。

塩で清める、白い紙に包む、ほかのごみと一緒にしないというのは、感謝の気持ちを表す作法です(三浦康子さん、HugKum)。

出し方は、市区町村で違います。たとえば柏市の案内(2021年2月更新)では、正月用のお飾りは可燃ごみで、30cm以上のものは不燃ごみとされています。名古屋市の可燃ごみの案内(2026年5月更新)では、指定袋に入れて出すとされていますが、正月飾りについての記載は確認できませんでした。大きな門松は、粗大ごみになる場合もあります。お住まいの市区町村の案内で、確認してください。

粗大ごみの出し方は、大掃除の粗大ごみ・家電はどう捨てる?にまとめています。

お守りやお札は、家庭ごみにしません。神社の古神札納所に返すのが基本です(HugKum)。

よくある質問

7日や15日を過ぎても飾ったままだと、どうなりますか

決まりや罰があるわけではありません。気づいた日に外して、処分の方法を選んでください。どんど焼きに間に合わなければ、神社に納めるか、塩で清めてごみに出します。

近くにどんど焼きがありません

近所の神社に、納められるかを聞いてみてください。社寺によっては、どんど焼きのあとも受け付けています。それも難しければ、塩で清めて、ごみに出して構いません。

雪や寒さで、出かけるのが心配です

無理に出かける必要はありません。ご家族に代わりに納めてもらうか、家庭ごみに出す方法があります。地域によっては、神社が郵送や事前回収を受け付けています。

鏡餅の食べ方で、気をつけることはありますか

お餅は小さく切り、ゆっくりよく噛んでください。ご家族が一緒に食べるときは、様子を見守ってください。消費者庁も、年末年始のお餅による事故に注意を呼びかけています。

今日できる一歩

近くの神社の名前を調べて、どんど焼きの日にちと受付の時間を、電話か境内の掲示で確認し、カレンダーに書き込んでおきましょう。

参考にした情報

※本記事は2026年10月時点の公開情報にもとづく、一般的な整理です。松の内・鏡開き・どんど焼きの日や作法、ごみの出し方は、地域・神社・市区町村で違います。お住まいの地域の案内を優先してください。

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この記事を書いた人

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