住民票の取り方【2026年】窓口・コンビニ・郵送・代理人の比較と手数料

年金や銀行の手続き、免許や保険の届け出で「住民票の写しを出してください」と言われた。けれど平日の昼間は、役所に行けない。そんなときに迷うのが、窓口・コンビニ・郵送のどれで取るかです。

この記事では、住民票の写しの取り方を、必要なもの・手数料・かかる日数で比べます。家族に頼まれて代わりに取るときの決まりも説明します。内容は2026年10月8日時点の、国と市区町村の公式案内にもとづきます。

目次

先に結論:急ぐなら窓口かコンビニ、急がないなら郵送

この記事の結論

  1. 住民票の写しは、窓口・コンビニ・郵送で取れます。手数料は多くの市区町村で1通300円です(名古屋市・横浜市・仙台市・柏市の例)。
  2. 今日中に要るなら窓口。マイナンバーカードがあれば、コンビニのコピー機でも取れます。急がないなら郵送で、届くまで1〜2週間ほど見ておきます。
  3. 家族に頼まれて取るときは、同じ世帯なら本人と同じ扱いで、別の世帯なら委任状が要ります。

どれが合うかは、「マイナンバーカードがあるか」「いつまでに要るか」「自分で取りに行けるか」の3つでほぼ決まります。下の表で全体を見てから、気になる方法を読んでください。

方法必要なもの手数料(1通)受け取りまで向いている人
窓口請求書、窓口に来た人の本人確認書類300円(名古屋市・横浜市・仙台市の例)その場(混雑する時間帯は待つことがあります)平日に役所へ行ける人
コンビニマイナンバーカード(またはカードの機能を入れたスマホ)と暗証番号市区町村で違う(仙台市は窓口より100円安い)その場。毎日6時30分〜23時(市区町村により短い)カードがあり、役所が閉まっている時間に取りたい人
郵送請求書、本人確認書類の写し、定額小為替、返信用封筒300円に、小為替の発行手数料(1枚200円)と切手代1週間〜10日(柏市)、約2週間(横浜市)急がず、役所にも行けない人
※手数料・日数・コンビニで取れる証明書の種類は、市区町村ごとに違います。上の金額は各市の公式案内(2026年10月時点)の例です。実際に請求する前に、住民登録をしている市区町村のページで確認してください。

窓口で取る

住民登録をしている市区町村の窓口に行きます。名古屋市では区役所の市民課(支所の管内は区民生活課)が請求先です。窓口の名前は、市民課・住民課・戸籍住民課など自治体で違います。

  • 請求書:窓口に置いてあります。仙台市では、窓口に来た人の自署が求められます。
  • 本人確認書類:マイナンバーカード、運転免許証、パスポートなど。確認されるのは、窓口に来た人の分です(名古屋市・仙台市)。
  • 手数料:1通300円です(名古屋市・横浜市・仙台市)。支払い方法は窓口によって違うため、現金を用意しておくと安心です。

窓口は平日の昼間が中心で、閉まる間際は混みます。曜日や時間を延ばしている日がある自治体もあるので、行く前にホームページで確認してください。

コンビニで取る

マイナンバーカード(またはカードの機能を入れたスマホ)があれば、コンビニのコピー機で住民票の写しが取れます。地方公共団体情報システム機構(J-LIS)の案内では、毎日6時30分から23時まで利用できます。ただし、市区町村によって利用できる時間が短いことがあります。

  • 使える市区町村:全国どこでもではありません。住民登録をしている市区町村が、コンビニ交付に対応している必要があります。J-LISのページの「利用できる市区町村」で確認できます。
  • 手数料:市区町村で違います。仙台市は、窓口より100円安く取れると案内しています。
  • 暗証番号:カードを使うときに、暗証番号(数字4桁の利用者証明用)を入力します。
  • 記載される内容:コンビニ交付の住民票の写しには、住民票コードは載りません。載せられない項目もあるため、本籍や続柄が必要なときは、先に市区町村のコンビニ交付のページで確かめます。

戸籍謄本をコンビニで取る方法は、住民票とは条件が少し違います。戸籍謄本をコンビニで取る方法にまとめています。

郵送で取り寄せる

役所にもコンビニにも行けないときの方法です。市区町村に、次のものを送ります。柏市と横浜市の案内をもとに、共通する部分を挙げます。

  • 請求書:市区町村のホームページから印刷できます。署名または記名押印をします。昼間に連絡がつく電話番号も書いておくと、不備があったときに連絡をもらえます(横浜市)。
  • 本人確認書類の写し:運転免許証、マイナンバーカード(表面のみ)などの写しを入れます。使える書類は自治体で違い、横浜市ではパスポートは使えません。
  • 手数料:1通300円を「定額小為替」で送ります。郵便局で買え、発行手数料が1枚につき200円かかります。柏市は切手や収入印紙では受け付けておらず、宛名の欄は空けたままにするよう案内しています。横浜市は現金書留でも受け付けています。
  • 返信用封筒:自分の住所と氏名を書き、切手を貼ります。50gまでの定形の封筒なら、横浜市の案内で110円です。

投函してから届くまでは、柏市で1週間から10日ほど、横浜市で約2週間が目安です。急ぐときは、送るときも返信用も速達にするよう柏市は案内しています。定額小為替の組み合わせや書き方は、戸籍謄本を郵送で取り寄せる方法で具体例を挙げています。住民票も同じ考え方です。

家族に頼まれて取るとき:委任状が要るかどうか

親や子の分を代わりに取りに行く場面は多いものです。誰が取るかで、委任状が要るかどうかが変わります。

取りに行く人委任状補足
本人不要本人確認書類を持っていきます
同じ世帯の家族不要本人と同じ扱いです(名古屋市・横浜市・仙台市)
別の世帯の家族・親戚・知人(同じ住所でも別世帯なら)必要頼む人が用意します。様式は市のホームページから入手できます
成年後見人などの法定代理人委任状ではなく、権限を示す書類柏市の例では、発行から3か月以内の書類が必要です
第三者が自分の権利のために請求本人の委任ではなく、理由を書く自己の権利や義務に必要な場合などに限られ、資料を求められることがあります(名古屋市)

代理人が窓口に行くときは、確認されるのは代理人の本人確認書類です。委任状は、取りに行く人の手元に持たせます。マイナンバーや住民票コードが入った写しを代理人が請求した場合、原則として委任した人の住所へ郵送されます(仙台市)。

請求のときに迷う「載せる項目」:本籍・続柄・マイナンバー

住民票の写しは、頼まないと載らない項目があります。名古屋市の案内では、特別の請求がない限り、次の項目は表示が省略されます。

  • 世帯主の氏名と、世帯主との続柄
  • 本籍と筆頭者
  • マイナンバー(個人番号)
  • 住民票コード

提出先から「続柄入りで」「本籍入りで」と言われたときは、請求書の該当する欄にしるしを付けます。取り直しにならないよう、提出先に「何が載っていればよいか」を先に聞いておくのが安全です。第三者が請求した場合は、利用目的を明らかにすれば本籍などを載せてもらえますが、マイナンバーと住民票コードは載せられません(名古屋市)。

本籍が必要な手続きでは、住民票に本籍を載せる方法を先に見てください。本籍そのものがわからないときは、本籍の調べ方が役に立ちます。

よくある質問

住民票の写しと、住民票記載事項証明書は何が違いますか

住民票の写しは、住民票の内容をそのまま写したものです。記載事項証明書は、提出先が自分の用紙で「この内容を証明してください」と求めるときに使います。手数料は、名古屋市ではどちらも1通300円です。提出先の様式があるときは、それを持っていきます。様式の指定がなければ、市の様式で発行されます(仙台市)。

引っ越す前の住所の住民票は、今の役所で取れますか

住民票は、住民登録をしている市区町村が出すものです。名古屋市の窓口案内も、名古屋市内に住民登録がある人を対象にしています。以前住んでいた市区町村の分は、その市区町村の窓口か郵送で請求するのが基本です。遠方の窓口で取れるかは自治体ごとに違うため、先に電話で聞いてください。

亡くなった人の住民票は取れますか

亡くなると住民票は「除票」になります。最後に住んでいた市区町村の窓口か郵送で請求でき、請求できる人や保存期間は住民票の除票とはにまとめました。仙台市の案内では、亡くなった人の除票には、マイナンバーと住民票コードは載せられません。

提出先に「発行から3か月以内」と言われました。いつ取ればよいですか

住民票そのものに有効期限はありません。「3か月以内」などは、提出先が決めている条件です。取るのは、提出する直前が安心です。戸籍謄本の場合の考え方は戸籍謄本の有効期限に書いています。


あわせて読みたい

参考にした公的情報

※本記事は2026年10月時点の公的機関の公開情報にもとづく一般的な整理です。手数料・受付時間・対応状況は市区町村で異なります。実際に請求する前に、住民登録をしている市区町村へご確認ください。

本記事は司法書士 今井 裕司(愛知第1112号/簡裁認定 第118116号)監修のもと、一般的な情報提供を目的として作成しています。個別の事情による判断は、専門家にご確認ください。

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この記事を書いた人

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