年賀状じまいの文例5つ|失礼にならない書き方・出す時期・その後の連絡

11月に入ると、郵便局やお店に年賀はがきの案内が並びはじめます。去年いただいた年賀状の束を見返して、今年を最後にしようか、と考える時期でもあります。

この記事では、年賀状じまいの文例を5つ、そのまま書き写せる形で紹介します。失礼にならない書き方のコツ、いつ出すか、やめたあとの連絡の取り方まで、2026年10月時点の日本郵便の案内などをもとに整理しました。

この記事の結論

  1. 年賀状じまいは「どなた様へも」と全員にやめると伝え、理由は年齢や時代の流れなど客観的なものにして、感謝で結ぶと角が立ちにくくなります。
  2. 2027年用の年賀状は12月20日(日)から受付が始まり、元日に届けるなら12月27日(日)までに出すのが目安です。年賀状じまいの一文は、その最後の年賀状に添えます。
  3. やめたあとも、電話・LINE・暑中見舞いなどで便りの手段を残すと、縁を切ったと受け取られにくくなります。
目次

年賀状じまいは「最後の年賀状」に一言添えるのが基本

年賀状じまいとは、年賀状のやりとりを今年で終わりにすると、相手に知らせることです。いちばん多いのは、最後に出す年賀状に、その旨の一文を添える方法です。

伝え方は、大きく3つあります。相手や状況に合わせて選べます。

伝え方出す時期向いている場面気をつけたい点
最後の年賀状に一文を添える12月20日〜27日ごろに投函いちばん自然で一般的。ほとんどの相手に使える「今年かぎり」など、いつからやめるかをはっきり書く
寒中見舞いで伝える1月8日〜2月3日年賀状を出しそびれた、喪中だった、相手の年賀状が先に届いた松の内を15日までとする関西などでは、16日から
電話・LINE・メールで伝えるいつでも日ごろから連絡を取り合う親しい人目上の方や、ふだん連絡しない相手には、はがきのほうが丁寧
※寒中見舞いの期間は、松の内が明けた1月8日から立春の前日(2027年は2月3日)までが目安です。

失礼にならない書き方の4つのコツ

  • 「どなた様へも」と入れる:特定の人だけをやめるのではなく、全員にお願いしていると伝わります。絶縁と誤解されないための一言です。
  • 理由は客観的に:「高齢になり」「宛名書きが負担になり」「時代の流れで」など。事情を詳しく書きすぎると、かえって角が立つことがあります。
  • 今後の連絡手段を残す:「お電話でお声をお聞かせください」「LINEでつながれたら」など、関係を続けたい気持ちを一言添えます。
  • 感謝で結ぶ:長年のやりとりへのお礼と、相手の健康や幸せを祈る言葉で終えます。

避けたいのは、「年賀状をご遠慮させていただきます」だけで終えること。新年のあいさつそのものを断る意味に取られることがあります。「年賀状でのごあいさつは今年かぎり」のように、やめるのが年賀状というやりとりだけだと分かる書き方にします。

年賀状じまいの文例5つ

そのまま書き写せるように、年賀状に添える形で書いています。年号は、年賀状を出す年(2027年は令和9年)に合わせてください。印刷する場合は、宛名リストと「今年」「来年」の書き間違いを注文前に確認します。

文例1 短め(どなたにも使える)

新年おめでとうございます
昨年は大変お世話になりました。
勝手ながら、年賀状でのごあいさつは本年かぎりとさせていただきます。
これまでのご厚情に心より感謝申し上げます。
どなた様にもお願いしております。何とぞご理解くださいませ。
皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。

文例2 丁寧め(目上の方・恩師・お世話になった方)

謹賀新年
旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
突然のご連絡で恐縮ですが、年齢を重ねましたため、年始状でのごあいさつを本年かぎりとさせていただきたく存じます。
長きにわたるご厚誼に、心より御礼申し上げます。
末筆ながら、皆様のご健勝をお祈り申し上げますとともに、今後とも変わらぬお付き合いのほど、お願い申し上げます。
令和9年 元旦

文例3 親しい人向け(友人・親戚)

あけましておめでとうございます。
いつも楽しいお便りをありがとう。
勝手ですが、年賀状は今年で最後にしようと決めました。みなさんにお知らせしています。
でも、これでおしまいではありません。電話やLINEで、これからも気軽に連絡させてください。
今年も元気で会えますように。

文例4 高齢・体力を理由にする

新年おめでとうございます。
旧年中はお心にかけていただき、ありがとうございました。
寄る年波に、毎年の宛名書きが少しずつ負担になってまいりました。勝手ながら、年賀状でのごあいさつは本年かぎりとさせていただきます。
どなた様にも同じようにお願いしております。
これからは、お電話やお手紙で、お元気なご様子をお聞かせいただければ幸いです。
皆様の一年が穏やかでありますようお祈りいたします。

文例5 仕事関係・メールなどに切り替える

謹んで新年のお慶びを申し上げます。
旧年中は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
誠に勝手ながら、年始のごあいさつ状は本年をもちまして、失礼させていただくことといたしました。今後はメールにて、季節のごあいさつをお送りいたします。
引き続き、変わらぬお付き合いのほどお願い申し上げます。

会社や団体の名前で出している場合は、先に社内や団体の決まりを確認してください。文例5のように、はがきに代わる連絡手段を書いておくと、仕事の相手にも伝わりやすくなります。

いつ出す?2027年用の日程

年賀状じまいの一文は、年賀状に添えて出します。2027年用は、受付開始と投函の目安が例年より遅くなっています。日本郵便の発表(2026年8月31日)をもとにまとめます。

日付できること補足
2026年11月2日(月)9時〜2027年用年賀はがきの販売開始販売は2027年1月15日(金)まで
12月20日(日)年賀状の受付開始2026年用は12月15日だった
12月27日(日)元日に届けるための差し出しの目安2026年用までは12月25日だった
1月8日(金)〜2月3日(水)寒中見舞いで年賀状じまいを伝える関西など松の内が15日までの地域は16日から

2027年用の年賀はがきの当初発行枚数は5.6億枚で、2026年用の7.5億枚から大きく減っています(日本郵便)。年賀状を出す人が減ってきている中で、年賀状じまいは特別なことではなくなっています。

相手別、どう伝えるか

相手合う文例ひとこと
親しい友人文例3電話やLINEで続ける気持ちを書く
遠方の親戚文例1か文例4近況を一言添え、電話の連絡先も書く
恩師・目上の方文例2「突然のご連絡で恐縮ですが」など、やわらかい前置きを入れる
仕事関係文例5代わりの連絡手段を書く。社内の決まりを先に確認
ご近所・自治会文例1顔を合わせたときのあいさつは続けると書くと安心

やめた後の連絡と、年賀状じまいを受け取ったとき

年賀状をやめても、便りをやめるわけではありません。暑中見舞い、季節の折の電話、LINEのひとこと、旅先からの絵はがきなど、負担の軽い手段を一つ残しておくと、縁が続きます。

年賀状じまいを受け取った側は、年賀状を返す必要はありません。気持ちを返したいときは、寒中見舞いか電話が使いやすい方法です。年賀状じまいのあとに、相手の年賀状が届いてしまったときも、同じです。次のような寒中見舞いの文例があります。

寒中見舞いの文例(年賀状じまいを受け取って)

寒中お見舞い申し上げます
ご丁寧な年始状をいただき、ありがとうございました。
年賀状じまいのお知らせ、確かに拝見いたしました。長年のお心遣いに感謝いたします。
これからは、季節の折々にお便りを交わせれば幸いです。
寒さの厳しい折、どうぞご自愛ください。

今日できる一歩

  • 去年いただいた年賀状を出して、「年賀状はやめる人」と「これからも連絡を取りたい人」に分けてみる。
  • 連絡を取りたい人のうち、電話番号やLINEが分からない人は、年賀状じまいの前に控えておく。
  • 文例から一つ選んで、自分の言葉に直した下書きを書いてみる。

よくある質問

年賀状じまいは、失礼にあたりませんか

やめること自体は失礼ではありません。「どなた様にも」「これまでの感謝」「今後の連絡手段」の3つを入れれば、多くの場合、気持ちよく受け取ってもらえます。

全員一度にやめず、少しずつ減らしてもいいですか

かまいません。ただし、一部の人にだけ続けるなら、「どなた様にも」とは書けません。その場合は、文例を使わず、やめる相手にだけ個別に伝えるか、黙って出す枚数を減らします。

喪中の年はどうすればよいですか

喪中で年賀状を出さない年は、年が明けてから寒中見舞いで伝える方法もあります。喪中はがきと年賀状じまいは別の連絡なので、一枚にまとめず、分けたほうが相手に伝わりやすくなります。

年賀状じまいの連絡を出しそびれました

1月8日以降は、寒中見舞いで伝えられます。「年賀状でのごあいさつは、今後控えさせていただきます」という内容に、お礼と近況を添えます。


参考にした情報

※本記事は2026年10月時点の、日本郵便の発表などにもとづく一般的な情報です。文例は参考であり、相手との関係に合わせて言葉を調整してください。

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この記事を書いた人

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