相続税や準確定申告の書類を出す税務署は、自分の家の近くではなく、亡くなった人の住所地の税務署です。愛知県には税務署が20か所あり、市区町村ごとに担当が決まっています。
この記事では、愛知県の全20税務署の名前・所在地・電話・管轄を一覧にし、「どこに出すのか」を確かめる方法をまとめます。国税庁の公式ページで確かめた内容だけを載せています(確認日:2026年10月15日)。
この記事の結論
- 提出先:相続税と準確定申告は、亡くなった人の死亡時の住所地を管轄する税務署に出します。相続人の住所地ではありません。
- 数:愛知県の税務署は20か所です。名古屋市内に9か所、市外に11か所あります。
- 相談:職員との面接相談は事前予約が必要です。各署の代表番号に電話し、音声案内で「2」を選びます。
提出先は「亡くなった人の住所」で決まる
たとえば、亡くなった親が岡崎市に住んでいて、相続人の自分は名古屋市に住んでいる場合でも、相続税の申告書は岡崎税務署に出します。住所が分からなくなったときは、住民票の除票や戸籍の附票で確かめます。
名古屋市内の9税務署|区ごとの担当
名古屋市内は、区ごとに税務署が分かれています。同じ税務署が2つ以上の区を担当することもあります。名前を押すと、場所・予約・持ち物を書いた個別のページに進みます。
電話はどこも代表番号です。自動音声が流れるので、税務署の担当者への用事や面接相談の予約は「2」を選びます。公式ページは、国税庁の愛知県のページから開けます。
名古屋市外の11税務署|市町村ごとの担当
名古屋市の外では、1つの税務署が複数の市や郡を担当します。名前を押すと、場所・予約・持ち物を書いた個別のページに進みます。
市区町村から探す早見表
亡くなった人が住んでいた市区町村から、税務署を探せます。郡は、中の町村名を( )に補いました(当社の補足です)。
相談の受け方|どこの税務署も共通のルール
- まず、電話相談センターで聞く。0570-00-5901(ナビダイヤル)です。音声案内で、相続税と贈与税は「3」、所得税(準確定申告を含む)は「1」を選びます。受付は午前8時30分〜午後5時で、土日祝日と12月29日〜1月3日は休みです。
- 書類を見ながら相談したいときは、面接相談を予約する。管轄の税務署の代表番号にかけ、音声案内で「2」を選びます。予約のときに、名前・住所・相談内容を聞かれ、持っていく書類も伝えられます。
- 予約がいらない手続き。申告書の提出、納税証明書の請求、納付は、事前の予約がいりません。
2026年10月1日から、全ての税務署で、総合窓口の受付時間は原則として午前9時から午後3時になりました。開庁時間は月曜〜金曜の午前8時30分〜午後5時で、土日祝日と年末年始は休みです。
申告書を郵送するときの送り先は、署ごとに決まった「業務センター」です。持ち込みはできないため、各署のページで送り先を確かめてください。
どの税務署に出すのか迷うときは、30分の無料相談で、住所の確かめ方から一緒に整理できます。愛知県内はご自宅への訪問もできます。その場で何かをお決めいただく必要はありません。税額の計算や、申告が要るかどうかの判断は、税務署の相談窓口か税理士にご確認ください。申告に必要な書類は、相続税の申告に必要な書類にまとめています。準確定申告は、準確定申告のやり方で説明します。
あわせて回る窓口|法務局・年金事務所
相続の手続きは、税務署だけでは終わりません。不動産の名義変更は法務局、年金の手続きは年金事務所が窓口です。どちらも、税務署とは管轄が別に決まっています。
- 法務局:愛知県・岐阜県の法務局一覧
- 年金事務所:愛知県・岐阜県の年金事務所一覧、名古屋の年金事務所一覧
- 死亡届:死亡届の出し方と書き方
岐阜県の税務署は、岐阜県の税務署一覧で確かめられます。
よくある質問
亡くなった親の住所と、私の住所が違います。どの税務署に出しますか
亡くなった親の、死亡のときの住所を管轄する税務署です。相続税も準確定申告も同じ考え方です。上の早見表で、親が住んでいた市区町村から探してください。
税務署に行く前に、予約は必要ですか
職員との面接相談は、事前の予約が必要です。申告書の提出、納税証明書の請求、納付の手続きだけなら、予約はいりません。
名古屋市内なら、どの税務署でも相談できますか
国税庁の案内では、面接相談は「所轄の税務署」で受け付けるとされています。電話相談センターは、住所に関係なく使えます。まず電話相談センターで聞き、書類を見る必要があれば管轄の税務署を予約する、という順番が分かりやすいです。
参考にした公的情報
- 国税庁「愛知県の税務署所在地・案内」(名古屋国税局)
https://www.nta.go.jp/about/organization/nagoya/location/aichi.htm - 国税庁「国税に関するご相談について」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/sodan/denwa-sodan/index.htm - 国税庁「令和8年10月1日からの税務署総合窓口の受付時間について」
https://www.nta.go.jp/about/introduction/torikumi/madoguchi_jikan/index.htm - 国税庁タックスアンサー「No.4205 相続税の申告と納税」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/sozoku/4205.htm - 国税庁タックスアンサー「No.2022 納税者が死亡したときの確定申告(準確定申告)」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2022.htm - 国税庁タックスアンサー「No.4429 贈与税の申告と納税」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/zoyo/4429.htm
本記事は、国税庁などの公開情報(2026年10月時点)をもとにした一般的な整理です。開庁時間や会場、予約の方法は変わることがあります。行く前に、国税庁の公式ページか税務署でご確認ください。個別の税額の計算や申告の判断は、税理士などの専門家にご確認ください。
