親や家族が亡くなったあと、車を相続したときの名義変更の窓口は、普通車と軽自動車で分かれています。普通車は運輸支局か自動車検査登録事務所、軽自動車は軽自動車検査協会です。どちらも、亡くなった方や相続人の住所ではなく、車を主に使う場所(使用の本拠の位置)を管轄する窓口に行きます。
この記事では、愛知県と岐阜県の窓口を、国土交通省・中部運輸局・軽自動車検査協会の公式ページで確かめた内容だけで一覧にします(確認日:2026年10月15日)。手続き全体の流れや期限は、車の名義変更(死亡・相続)の記事で説明しています。
この記事の結論
- 普通車:愛知県は4か所(愛知運輸支局、西三河・小牧・豊橋の各自動車検査登録事務所)、岐阜県は2か所(岐阜運輸支局、飛騨自動車検査登録事務所)です。
- 軽自動車:軽自動車検査協会です。愛知県は4か所(愛知主管事務所と、三河・小牧・豊橋の各支所)、岐阜県は羽島市の岐阜事務所1か所です。
- 決め方:車検証の「使用の本拠の位置」が、下の表の管轄に入っている窓口に行きます。
普通車の窓口一覧|愛知4か所・岐阜2か所
白や緑のナンバーの普通車は、次の窓口で名義変更(移転登録)をします。窓口の名前から、それぞれの詳しい案内に進めます。
電話は「050」から始まる番号です。音声案内が流れたら、登録関係(名義変更、住所変更、廃車など)は「037」を押します。かけ間違いが多いため、「050」からすべての番号を押すよう案内されています。
軽自動車の窓口一覧|軽自動車検査協会 愛知4か所・岐阜1か所
黄色や黒のナンバーの軽自動車は、軽自動車検査協会で手続きします。運輸支局や自動車検査登録事務所では、軽自動車の届出はできません。名義変更(自動車検査証記録事項の変更)の申請手数料は無料です。
どの窓口に行くか|車を使う場所(使用の本拠の位置)で決まる
運輸支局も軽自動車検査協会も、手続きの窓口は「使用の本拠の位置」を管轄するところです。使用の本拠の位置とは、車を主に使う場所のことで、車検証に書かれています。亡くなった方の住所と、車を使っていた場所が同じとは限らないため、車検証の欄で確かめます。
- 車検証の「使用の本拠の位置」を見る。
- ナンバーの色を見る。白や緑なら普通車の表、黄色や黒なら軽自動車の表に進む。
- 表の管轄に、市町村の名前が入っている窓口を探す。
車を引き継ぐ人が別の管轄で使うなど、管轄が変わるときは、車そのものを窓口に持っていく必要があると案内されています。どの窓口に出すかは、窓口に電話して確かめると確実です。
今日できる一歩
- 車検証を取り出して、ナンバーの色と「使用の本拠の位置」を確かめる。
受付時間と休みの日
- 愛知の普通車の窓口(4か所):登録は午前8:45〜11:45、午後13:00〜16:00。登録相談は午前9:00から始まります。公式ページには、休みの日の一覧は載っていません。
- 岐阜の普通車の窓口(2か所):登録は午前8:45〜11:45、午後13:00〜16:00。土曜、日曜、祝日、年末年始は閉庁日です。
- 軽自動車検査協会(5か所):午前8:45〜11:45、午後13:00〜16:00。土曜・日曜・祝日と12月29日〜1月3日は休みです。
どの窓口もお昼の時間は受付がありません。月末は混雑すると案内されていて、特に愛知運輸支局の公式ページには、年度末の3月の月末は大変混雑する、とあります。岐阜運輸支局の公式ページには、受付終了の約30分前には来庁するよう書かれています。
相続の名義変更で、窓口が求めるものの概要
相続で普通車を引き継ぐ人が1人のときに、窓口で求められる主なものは、申請書と手数料納付書(印紙700円)、車検証、戸籍謄本か法定相続情報証明書、遺産分割協議書など(相続人が2人以上のとき)、引き継ぐ人の印鑑証明書と実印、車庫証明(必要な場合)です。軽自動車は、車検証の原本、戸籍謄本等か法定相続情報一覧図、申請書などが案内されています。書類の一覧と、期限、共有にする場合の違いは、車の名義変更(死亡・相続)の記事にまとめています。
協議書の書き方は遺産分割協議書の書き方とひな形、戸籍の集め方は相続人調査のやり方にあります。不動産がある場合の窓口は、愛知県・岐阜県の法務局一覧で確かめられます。申請書の作成や、申請を代わりに頼みたいときは、行政書士に依頼する方法があります。当社では、こうした申請の作成や代理は行っていません。
車のほかにも、預金や家の手続きがあって、何から始めるか迷うときは、30分の無料相談で、手続きの順番を一緒に整理できます。その場で何かを決めていただく必要はありません。
よくある質問
愛知県と岐阜県の窓口は、全部で何か所ですか
普通車の窓口は、愛知県が4か所、岐阜県が2か所の合わせて6か所です。軽自動車の窓口は、愛知県が4か所、岐阜県が1か所の合わせて5か所です。
普通車と軽自動車の窓口が、同じ場所にあるところはありますか
豊田市(西三河)、小牧市、豊橋市では、普通車の窓口と軽自動車の窓口が同じ町名の中に並んでいます。ただし窓口は別々です。普通車の窓口で、軽自動車の手続きはできません。
車を使っていた場所と、相続人の住所が違う場合は、どちらの窓口ですか
窓口は、新しい使用者が車を使う場所(使用の本拠の位置)を管轄するところです。軽自動車検査協会の案内にも、そのように書かれています。車検証の欄と、引き継ぐ人が車を置く場所を、窓口で確かめてください。
参考にした公的情報
- 国土交通省 自動車検査登録総合ポータルサイト「全国運輸支局等のご案内」
https://www.jidoushatouroku-portal.mlit.go.jp/jidousha/kensatoroku/list/index.html - 中部運輸局「愛知運輸支局」
https://wwwtb.mlit.go.jp/chubu/aichi/ - 中部運輸局「岐阜運輸支局」
https://wwwtb.mlit.go.jp/chubu/gifu/index.html - 軽自動車検査協会「全国の事務所・支所一覧」
https://www.keikenkyo.or.jp/office/ - 軽自動車検査協会「名義変更(売買・譲渡・その他)」
https://www.keikenkyo.or.jp/procedures/change_name.html - 関東運輸局「相続による自動車の手続き」
https://wwwtb.mlit.go.jp/kanto/jidou_gian/touroku/souzoku.html - 関東運輸局「単独相続(相続人のうち一人が相続する場合)」
https://wwwtb.mlit.go.jp/kanto/jidou_gian/touroku/souzoku_tandoku.html
本記事は、国土交通省・中部運輸局・軽自動車検査協会などの公開情報(2026年10月時点)をもとにした一般的な整理です。窓口の場所や受付時間、管轄は変わることがあります。行く前に、各窓口の公式ページでご確認ください。自動車の登録申請書の作成や代理申請は、行政書士の業務です。
