多治見市・土岐市・瑞浪市にある土地や家を相続したら、名義を変える登記は岐阜地方法務局 多治見支局が受け付けます。この記事では、多治見の法務局の場所と電話、担当する市、相談の予約、行く前にそろえる書類を、2026年10月時点の公式情報で確かめられます。
この記事の結論
- 場所:多治見市太平町5丁目33番地。JR中央線「多治見」駅の北口から歩いて20分ほどです。
- 担当:不動産登記は多治見市・土岐市・瑞浪市の3市。土岐や瑞浪の土地も多治見で申請します。
- 予約:申請書の書き方を聞く登記手続案内は予約制。電話(0572-22-1002)で日時を決めます。
- 注意:会社の登記申請や成年後見登記は多治見支局では扱っていません。
多治見の法務局:岐阜地方法務局 多治見支局の住所と電話
多治見の法務局は、太平町にある岐阜地方法務局 多治見支局です。駅から歩くと20分ほどかかるので、暑い時期や書類が多い日は移動の手段を先に考えておくと楽です。
電話は2本あります。登記事項証明書や地図の写し、印鑑証明書の交付についての問い合わせは、証明書専用の0572-22-1351が案内先です。登記手続案内の予約は代表の0572-22-1002にかけます。窓口は17時までなので、書類の提出や証明書の請求は、時間に余裕のある午前中に行くと慌てずに済みます。
多治見支局が担当する市(不動産登記)
相続登記は、不動産がある場所を担当する法務局に申請します。多治見支局が受け持つのは東濃の3市です。
土岐市と瑞浪市には法務局がないため、両市の土地や家の相続登記は多治見まで出向くか、郵送で出すことになります。市役所の窓口や家庭裁判所など、ほかの行き先は土岐市の相続相談先と瑞浪市の相続手続きガイドにまとめています。
親の不動産がどこに何筆あるか分からないときは、先に名寄帳を取ると漏れを防げます。名寄帳は市町村ごとの一覧なので、多治見市・土岐市・瑞浪市の3市に分かれて持っていた場合は、それぞれの市役所で取ります。
相続登記で多治見支局へ行く前の持ち物チェック
遺言書がなく、相続人の話し合いで不動産を継ぐ人を決めたときに、よく使う書類です。遺言書がある場合や、相続人に未成年の子がいる場合は、そろえる書類が変わります。
- □ 亡くなった方の出生から死亡までの戸籍(除籍・改製原戸籍を含む)
- □ 亡くなった方の住民票の除票(登記簿の住所と最後の住所をつなぐため)
- □ 相続人全員の今の戸籍
- □ 遺産分割協議書(相続人全員が実印を押したもの)と全員分の印鑑証明書
- □ 不動産を継ぐ人の住民票
- □ 固定資産評価証明書(多治見市・土岐市・瑞浪市のうち不動産がある市で取る)
- □ 登記事項証明書(地番・家屋番号と今の名義を確かめるため)
- □ 登記申請書と、登録免許税分の収入印紙
戸籍の束は、法務局で無料で作れる法定相続情報一覧図に置き換えられます。多治見支局でも法定相続情報の申出を受け付けています。銀行や証券会社の手続きでも同じ一覧図が使えるので、相続先が多い家ほど手間が減ります。
登録免許税は、固定資産評価額の1000分の4(0.4%)です。評価額1,500万円の家と土地なら6万円になります。なお、価額が100万円以下の土地は、2027年3月31日までの申請なら免税の措置があります。使うときは申請書に根拠の条文を書く必要があります。
登記手続案内(相談)の予約のしかた
岐阜地方法務局の登記手続案内は、完全予約制です。多治見支局で受けたいときは、代表番号0572-22-1002に平日に電話して、日時を決めてから行きます。
- 案内してもらえるのは、法務局の記載例に沿った一般的な説明まで
- 申請書や添付書類は、自分で作って持っていく
- 急ぐ場合は、司法書士への依頼も考えるよう公式ページで案内されている
- 自宅からパソコンやスマホで受けるウェブ登記手続案内もある(後述)
ウェブ登記手続案内は、岐阜地方法務局管内で申請する人なら管轄に関係なく使えます。時間は平日の9時〜16時30分(12時〜13時を除く)、1回20分以内です。予約はインターネットの「法務局手続案内予約サービス」から入れ、Webexという会議ツールでつなぎます。
書類の集め方や、自分で登記するか専門家に頼むかで迷うところは、30分の無料相談で、書類を見ながら一緒に整理できます。愛知県内はご自宅への訪問もできます。その場で何かをお決めいただく必要はありません。
多治見支局で多い「管轄違い」と扱わない手続き
多治見支局は不動産登記の申請を受け付けますが、すべての手続きができるわけではありません。公式ページで「取り扱わない」とされているもののうち、相続で関わりそうなものです。
- 会社・法人の登記申請(家業の会社の役員変更など):岐阜市の本局が担当
- 成年後見登記(後見の登記事項証明書など):多治見支局では扱っていない
- 供託の現金での受け入れ:多治見支局では扱っていない
もう一つ多いのが、隣の市の不動産を一緒に持ち込んでしまう例です。多治見市に実家があっても、可児市の土地は美濃加茂支局、恵那市の山林は中津川支局が担当です。愛知県の瀬戸市や春日井市に土地があれば、名古屋法務局の管内になります。不動産の場所ごとに、申請書を分けて出します。
登記事項証明書の取り方と手数料
登記事項証明書は管轄に関係なく、全国どこの法務局の窓口でも取れます。土岐市の土地の証明書を多治見支局で取ることも、名古屋の法務局で取ることもできます。
何通も取るなら、オンライン請求のほうが1通あたり80〜110円安くなります。請求画面の流れは登記事項証明書の取り方で説明しています。
岐阜地方法務局 多治見支局のよくある質問
多治見の法務局はどこにありますか?
多治見市太平町5丁目33番地の岐阜地方法務局 多治見支局です。JR多治見駅の北口から歩いて20分ほどです。
土岐市や瑞浪市の土地の相続登記はどこに出しますか?
どちらも多治見支局です。両市に法務局はないため、窓口に持っていくか、多治見支局あてに郵送します。
申請書を出すだけでも予約は要りますか?
予約制なのは、書き方を教わる登記手続案内です。申請書の提出や証明書の請求は、受付時間内なら予約なしでできます。
車で行っても停められますか?
多治見支局の公式ページには駐車場の記載がありません。駅から距離があるので車を考える人も多いはずですが、行く前に代表の0572-22-1002へ電話して確かめておくと安心です。
相続登記はいつまでにすればいいですか?
相続で不動産を取得したと知った日から3年以内です。2024年4月の義務化より前に起きた相続は、2027年3月31日までが期限です。正当な理由なく放置すると、過料の対象になることがあります。
今日できる一歩
- 不動産がある市役所で名寄帳を取り、親名義の土地と家をすべて書き出す
- 可児市や恵那市、愛知県など、3市以外の不動産がないかも確かめる
- 自分で書くなら、多治見支局(0572-22-1002)に登記手続案内の予約を入れる
多治見市の無料法律相談の日程や、家庭裁判所・税務署の場所は多治見市の相続相談先にまとめています。
参考にした公的情報
- 岐阜地方法務局「多治見支局」
https://houmukyoku.moj.go.jp/gifu/table/shikyokutou/all/tajimi.html - 岐阜地方法務局「不動産登記/商業・法人登記の管轄区域一覧」
https://houmukyoku.moj.go.jp/gifu/table/shikyokutou/all.html - 岐阜地方法務局「登記手続案内のご案内」
https://houmukyoku.moj.go.jp/gifu/page000001_00141.html - 岐阜地方法務局「ウェブ登記手続案内」
https://houmukyoku.moj.go.jp/gifu/page000001_00140.html - 法務省「登記手数料について」
https://www.moj.go.jp/MINJI/TESURYO/ - 法務局「相続登記の登録免許税の免税措置について」
https://houmukyoku.moj.go.jp/homu/page7_000017.html
※本記事は2026年10月時点の岐阜地方法務局・法務省の公開情報をもとに、一般的な流れを整理したものです。受付時間や管轄、手数料は変わることがあります。お出かけ前に、多治見支局の公式ページや電話で最新の情報をご確認ください。
本記事は司法書士 今井 裕司(愛知第1112号/簡裁認定 第118116号)監修のもと、一般的な情報提供を目的として作成しています。個別の事情による判断は、専門家にご確認ください。
