多治見市の相続手続きガイド|法務局・家裁・税務署が市内で完結する強みと相談先の選び方

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多治見市で相続が起きたとき、まず知っておくと動きやすいことがあります。相続に関わる公的機関が、ほとんどすべて多治見市内にあるということです。不動産の名義変更をする法務局も、相続放棄を申し立てる家庭裁判所も、相続税を申告する税務署も、年金の手続きをする年金事務所も、遺言公正証書をつくる公証役場も、すべて多治見市内に窓口があります。

これは岐阜県内では珍しい条件です。たとえば隣の可児市は、法務局が美濃加茂市、家庭裁判所が御嵩町、税務署が多治見市と三方向に分かれます。多治見市の方は「どこへ行けばいいか」で迷う必要が少ないぶん、何を持って、いつまでに、どの順番で動くかに集中できます。この記事では、公式サイトで確認できた窓口情報と、手続きごとの相談先の選び方を整理します。

掲載情報について
本記事の窓口・所在地・電話番号・手数料は、2026年8月時点で各市および国・県の公式サイトで確認した内容です。受付時間や取扱いは変更されることがあるため、お出かけ前に各機関へご確認ください。公式に確認できなかった項目は「要確認」と明記し、推測では記載していません。
目次

多治見市の相続手続きはどこで行う?管轄機関一覧

多治見市にお住まいだった方の相続では、主に以下の機関が関係します。いずれも多治見市内にあります。

手続きの内容 管轄機関 所在地・電話
死亡届・住民票・戸籍 多治見市役所 市民課(駅北庁舎1階) 多治見市音羽町1-233/0572-23-5731
相続登記(不動産の名義変更) 岐阜地方法務局 多治見支局 多治見市太平町5-33/0572-22-1002
相続放棄・遺産分割調停 岐阜家庭裁判所 多治見支部 多治見市小田町1-22-1
相続税・準確定申告 多治見税務署 多治見市白山町一丁目29-1/0572-22-0101
遺族年金・未支給年金 多治見年金事務所 多治見市小田町4-8-3/0572-22-0255
遺言公正証書の作成 多治見公証役場 多治見市本町2-70-4 多治見駅前東鉄ビル3階/0572-23-6782

岐阜地方法務局多治見支局は、多治見市・土岐市・瑞浪市の不動産登記を管轄します。岐阜家庭裁判所多治見支部の管轄も同じ3市です。多治見税務署は多治見市・瑞浪市・土岐市・可児市・可児郡を管轄しており、隣の可児市の方も相続税の申告先はこの多治見税務署になります。

多治見市役所の窓口「白菊コーナー」は予約制

多治見市には、死亡後の手続きをまとめて案内してくれる窓口があります。名称は「白菊コーナー(おくやみコーナー)」です。「おくやみコーナー」という一般的な名前で探すと見つけにくいので、市役所に電話するときはこの名前を伝えるとスムーズです。

白菊コーナー(おくやみコーナー)のポイント

・場所:多治見市役所 駅北庁舎1階 市民課(本庁舎ではありません)
・予約:電話による事前予約制/0572-23-5731
・予約枠:9時30分/10時30分/13時30分/14時30分 の4枠
死亡届を提出した3日後(閉庁日を除く)から予約できます
・電話受付:8時30分~17時15分

実務上の注意が2つあります。1つは、死亡届の提出先も駅北庁舎1階の市民課であり、本庁舎(日ノ出町)ではないこと。もう1つは、白菊コーナーが「死亡届提出の3日後から予約可」という運用のため、死亡届を出した日にそのまま全部済ませることはできないことです。葬儀のあと、少し落ち着いてから予約を入れる流れになります。休日・夜間の死亡届は駅北庁舎の夜間窓口のみで受け付けており、地区事務所では受け付けていません(夜間窓口の具体的な受付時間は市公式サイトに記載がないため、要確認です)。

死亡後に多治見市役所で関わる主な担当課

手続き 担当課 電話
死亡届・住民票・世帯主変更・印鑑登録 市民課 0572-23-5731
後期高齢者医療の資格喪失・葬祭費 保険年金課 給付グループ 0572-23-5762
年金(未支給年金・遺族年金の相談) 保険年金課 年金国保グループ 0572-23-5746
介護保険証の返還・保険料の精算 高齢福祉課 0572-23-5826
固定資産税・相続人代表者の指定 税務課 資産税グループ 0572-23-5834

後期高齢者医療に加入していた方が亡くなり、葬祭を行った方には葬祭費5万円が支給されます(保険年金課 給付グループ)。申請しなければ支払われないため、忘れやすい手続きの代表例です。

相続登記に使う「評価証明書・名寄帳」は税務課で

不動産の相続登記には、固定資産の評価額がわかる書類が必要です。多治見市では税務課(駅北庁舎2階25番窓口/0572-23-5842)で取得します。市民課(1階1番窓口)は納税証明・所得証明の窓口で、評価証明は扱っていないため、窓口を間違えないよう注意してください。

  • 固定資産評価証明書…1筆300円/1棟300円(2筆目以降は80円加算)
  • 名寄帳兼課税台帳…1枚300円。市内の不動産を漏れなく洗い出すのに使えます
  • 必要書類…申請書、本人確認書類(マイナンバーカード・運転免許証など)。相続人が請求する場合の追加書類は市公式サイトに記載がないため、事前に税務課へご確認ください

「どこにどれだけ不動産があるか分からない」という場合は、まず名寄帳を取ることをおすすめします。亡くなった方が多治見市内に所有していた土地・家屋が一覧になるため、遺産の全体像をつかむ最初の一歩になります。

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相続は誰に相談する?専門家の役割分担

相続の相談先は、手続きの種類によって適した専門家が異なります。次の役割分担を覚えておくと、相談先選びで迷わなくなります。

🏠 司法書士

不動産の相続登記(名義変更)。相続放棄の書類作成や遺言執行にも対応。

🧮 税理士

相続税の申告・生前の節税対策。遺産総額が基礎控除を超える場合に必須。

📝 行政書士

戸籍収集・相続人調査・遺産分割協議書の作成、預貯金や自動車などの名義変更。

⚖️ 弁護士

相続人同士でもめている場合の交渉・調停・訴訟など紛争対応。

どの専門家に相談すべきか迷う場合は、相続の相談はどこにすればいい?相続手続きの代行先の選び方もあわせてご覧ください。登記・税務・書類手続きが複合する場合は、他士業と連携したワンストップ対応の事務所が便利です。

多治見市の相続手続き 費用相場の目安

依頼内容 主な担当 費用相場の目安
相続登記(不動産の名義変更) 司法書士 6万〜10万円+登録免許税
遺産分割協議書の作成 行政書士・司法書士 3万〜10万円
戸籍収集・相続人調査 行政書士・司法書士 2万〜5万円
相続税の申告 税理士 遺産総額の0.5%〜1%程度
相続手続き一式(丸ごと代行) 各士業 10万〜30万円程度
遺言公正証書の作成サポート 行政書士等 8万〜15万円+公証人手数料

※上表は専門家に依頼した場合の目安です。国・自治体に支払う実費(登録免許税・公証人手数料・戸籍謄本の交付手数料など)だけを詳しく知りたい方は、相続手続きの「実費」と「専門家報酬」の違いをご覧ください。

相続の期限タイムライン ― 今どこ?が一目でわかる図

7日

死亡届の提出

14日

保険・年金の手続き

3ヶ月

相続放棄の期限

4ヶ月

準確定申告

10ヶ月

相続税の申告

1年

遺留分侵害額請求

3年

相続登記の義務

起算日はいずれも「相続開始(死亡)を知った日」が基準です。個別の事情により変わる場合があるため、目安としてご覧ください。

相続登記は2024年4月から義務化され、相続を知った日から3年以内の申請が必要です。多治見市の不動産であれば岐阜地方法務局多治見支局が窓口ですが、登記はオンライン・郵送でも申請できます。

あなたはどの専門家?3つの質問で早見

Q. 不動産がある?
→ はいなら司法書士へ

Q. 相続人同士に争いがある?
→ はいなら弁護士へ

Q. 相続税がかかりそう?
→ はいなら税理士へ

専門家頼めること頼めないこと費用相場
司法書士不動産の相続登記、遺産分割協議書の作成相続税の計算・申告、相続人間の代理交渉6万〜10万円+登録免許税
行政書士戸籍収集、遺産分割協議書、預貯金の名義変更不動産の登記申請、税務申告、紛争の代理3万〜10万円
税理士相続税の申告、生前の節税対策不動産登記、相続人間の紛争対応遺産総額の0.5〜1%程度
弁護士相続人間の交渉・調停・訴訟の代理不動産の登記申請そのもの(連携対応は可)着手金20万円〜+成功報酬
銀行・信託相続手続きの一括代行(ワンストップ)個別の税務相談、紛争対応数十万円〜(財産額に応じ加算)

実費(登録免許税・戸籍謄本の交付手数料など)は依頼先にかかわらず同額です。詳しくは実費と専門家報酬の違いをご覧ください。

初回相談の持ち物チェックリスト+聞くべきこと5問

持ち物

☐ 亡くなった方の戸籍謄本(わかる範囲で)
☐ 通帳・残高がわかるもの
☐ 不動産の登記事項証明書・固定資産税納税通知書
☐ 名寄帳(多治見市 税務課で1枚300円)
☐ ご自身の本人確認書類

聞くべきこと5問

① 費用の総額はいくらか
② 追加料金が発生する条件は
③ 必要な書類は自分で用意すべきか
④ どのくらいの期間がかかるか
⑤ オンライン・訪問での相談は可能か

多治見市の相続に関するよくある質問

多治見市で相続登記をするにはどこの法務局ですか?

多治見市内の不動産の相続登記は、岐阜地方法務局多治見支局(多治見市太平町5-33/0572-22-1002)が管轄です。同支局は多治見市・土岐市・瑞浪市の不動産登記を扱っています。登記はオンライン・郵送でも申請できます。

多治見市の相続放棄はどこの家庭裁判所ですか?

岐阜家庭裁判所多治見支部(多治見市小田町1-22-1)の管轄です。相続放棄は原則として相続の開始を知った日から3か月以内に申述する必要があります。

多治見市の相続税はどこの税務署に申告しますか?

多治見税務署(多治見市白山町一丁目29-1/0572-22-0101)です。基礎控除(3,000万円+600万円×法定相続人の数)を超える場合に申告が必要で、期限は相続開始を知った日の翌日から10か月以内です。

白菊コーナーは死亡届と同じ日に利用できますか?

できません。多治見市の白菊コーナー(おくやみコーナー)は電話による事前予約制で、死亡届を提出した3日後(閉庁日を除く)から予約が可能になる運用です。予約電話は0572-23-5731です。

亡くなった親がどこに不動産を持っていたか分かりません

多治見市内の不動産であれば、税務課(駅北庁舎2階25番窓口)で「名寄帳兼課税台帳」(1枚300円)を取得すると、市内に所有していた土地・家屋が一覧で確認できます。他の市町村に不動産がある可能性がある場合は、その市町村ごとに同様の請求が必要です。

まとめ|多治見市は「手続き先が近い」ぶん、順番で差がつく

多治見市は、法務局・家庭裁判所・税務署・年金事務所・公証役場のすべてが市内にそろう、手続きのしやすい地域です。移動の負担が小さいぶん、つまずきやすいのは「どの順番で動くか」と「必要な書類をそろえられるか」のほうです。まず全体像をつかみたい方は、相続でやることチェックリストで流れを確認しておくと安心です。

多治見市の方の「30分の無料相談」について

当メディア「いまから相続」では、相続と生前対策の30分の無料相談を行っています。対応エリアは愛知県内および岐阜県南部(来所・訪問)、それ以遠は全国オンラインです。多治見市は岐阜県南部にあたるため、来所・訪問のどちらでも対応できます。
「まだ何も起きていないが、そろそろ整理しておきたい」「事務所に頼む前に、要る手続きだけ知っておきたい」——そうした段階のご相談で構いません。その場でのご契約はありません。当日は、門田(かどた)がお話を伺います。

※当メディア運営の無料相談です。提携事業者をご紹介する場合、当社が紹介料を受け取ることがあります。

岐阜県南部の他の市の手続きガイド

▶ 6市の管轄機関とおくやみ窓口を横並びで比べたい方は、岐阜県南部の相続相談先マップをご覧ください。

本記事は一般的な情報提供を目的として作成しています。窓口・所在地・電話番号・手数料は2026年8月時点で各機関の公式サイトにより確認した内容です。管轄・受付状況・料金は変更されることがあるため、最新情報は各機関へ直接ご確認ください。なお、提携事業者をご紹介する場合、当社が紹介料を受け取ることがあります。

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この記事を書いた人

「いまから相続」は、株式会社アシストプラスが運営する、相続の手続き・生前対策・終活に関する情報サイトです。愛知県内の相続相談先の選び方や費用相場、金融機関ごとの手続き、生前対策や終活の進め方など、地域の実情に即した実践的な情報をお届けしています。 なお、運営会社である株式会社アシストプラスには、「あいち相続あんしんセンター」代表を務める司法書士 今井裕司が一部出資しております。この関係性を踏まえ、記事内でのご紹介・ご案内は公平性を保つよう努めています。

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