名古屋法務局 刈谷支局は、刈谷市・知立市・安城市・碧南市・高浜市の5市の不動産登記を受け持つ法務局で、刈谷駅の南口から歩いて4分の場所にあります。刈谷の法務局で相続登記の相談や申請をする前に、予約の取り方、無料登記相談所の日程、用意する書類、証明書の手数料を2026年10月時点の公式情報で整理しました。
この記事の結論
- 西三河の5市を担当:刈谷市・知立市・安城市・碧南市・高浜市の土地・建物の相続登記は刈谷支局です
- 駅から近い:JR東海道本線・名鉄三河線「刈谷」駅の南口から徒歩4分です
- 司法書士の無料相談がある:毎月第2・第3木曜の午後1時〜4時に無料登記相談所が開かれます(予約制)
- 会社の登記申請は扱っていない:商業・法人登記は証明書の交付と印鑑関係の手続きのみです
名古屋法務局 刈谷支局の基本情報
刈谷支局は刈谷合同庁舎に入っています。刈谷市の法務局は駅から近く、安城市や知立市から電車で来る人にも行きやすい場所です。
電話をかけると自動音声の案内が流れます。証明書の取り方や担当の法務局を聞きたいだけなら、0566-21-0095の証明書専用番号を使うと用件が伝わりやすくなります。
刈谷の法務局の管轄(不動産登記)
刈谷市と知立市は駅から近く電車で来やすい一方、碧南市や高浜市からは少し距離があります。窓口に何度も通うのが大変な場合は、郵送での申請も選べます。書類に足りないところがあると法務局から電話が来るので、申請書には日中つながる電話番号を書いておきます。
安城市は人口の多い市ですが、法務局は市内にありません。安城市の家や田畑を相続した場合も、申請先は刈谷支局になります。相続した不動産がこの5市にあれば、亡くなった方がどこに住んでいたかに関係なく刈谷支局の担当です。
相続登記で刈谷支局へ行く前のチェックリスト
法務局の手続案内では、今の登記の内容が分かる書類と、手元の関係書類を持ってくるよう案内されています。家を出る前に、次の項目を一つずつ確かめてください。
- □ 不動産の登記事項証明書(土地と建物の両方)
- □ 固定資産税の課税明細書(地番・家屋番号と評価額を確認)
- □ 権利証または登記識別情報通知
- □ 亡くなった方の出生から死亡までの連続した戸籍
- □ 相続人全員の戸籍(法定相続情報一覧図があればその写し)
- □ 亡くなった方の住民票の除票
- □ 相続する人の住民票
- □ 遺産分割協議書と相続人全員の印鑑証明書
- □ 遺言書(あれば)
- □ 申請書の下書き、本人確認書類、メモ用の筆記用具
申請のときに納める登録免許税は、固定資産税評価額×0.4%です。たとえば評価額の合計が1,500万円なら6万円になります。価額100万円以下の土地は、2027年3月31日までの申請なら免税の措置があり、申請書に「租税特別措置法第84条の2の2第2項により非課税」と書きます。
登記手続案内と無料登記相談所の予約
刈谷支局では、法務局の職員による登記手続案内と、司法書士による無料登記相談所の二つがあります。どちらも予約が必要で、0566-21-0086に電話して申し込みます。
職員の手続案内は、申請書の様式や添付書類の一般的な説明が中心です。書類の事前審査や、遺産の分け方の助言はありません。誰が相続するかで家族の話がまとまっていない段階なら、司法書士の無料登記相談所や、市役所の相談を先に使う方が向いています。
書類の集め方や、自分で登記するか専門家に頼むかで迷うところは、30分の無料相談で、書類を見ながら一緒に整理できます。愛知県内はご自宅への訪問もできます。その場で何かをお決めいただく必要はありません。
登記事項証明書の取り方(窓口・郵送・オンライン)
登記事項証明書は、全国どこの法務局でも請求できます。刈谷支局の窓口でも、刈谷の担当外の不動産の証明書を取れます。
地番の調べ方やオンライン請求の手順は、登記事項証明書の取り方で画面の流れに沿って説明しています。
刈谷支局の「管轄違い」に注意
- 豊明市・東浦町は刈谷市のすぐ隣ですが、刈谷支局の担当ではありません。豊明市は熱田出張所(名古屋市熱田区)、東浦町は半田支局が担当です。
- 西尾市は西尾支局、岡崎市は岡崎支局、豊田市は豊田支局の担当で、刈谷支局には申請できません。
- 会社や法人の登記申請は刈谷支局では受け付けていません。5市の会社の登記申請先は岡崎支局です。
- 法定相続情報一覧図は、亡くなった方の本籍地・最後の住所地、申出人の住所地、亡くなった方名義の不動産の所在地を担当する法務局のどこにでも申し出られます。
刈谷市の相続相談の窓口は刈谷市の相続相談先、安城市の方は安城市の相続相談先にまとめています。遺言書を公正証書で残したい方は愛知県の公証役場一覧から近い役場を探せます。
名古屋法務局 刈谷支局のよくある質問
刈谷支局は刈谷駅のどちら側にありますか?
刈谷駅の南口側で、歩いて4分ほどです。JR東海道本線と名鉄三河線のどちらで来ても同じ駅を使います。
安城市の土地の相続登記はどこに申請しますか?
刈谷支局です。安城市内に法務局はありません。窓口のほか、郵送やオンラインでも刈谷支局あてに申請できます。
無料登記相談所はいつ開いていますか?
毎月第2・第3木曜の午後1時から4時までです。予約制で、平日の午前9時から午後5時までに0566-21-0086へ電話して申し込みます。祝日などで日程が変わることがあるので、公式の開設予定日一覧で確認してください。
相続登記を自分でするか、司法書士に頼むか迷っています
不動産が一つで相続人の話し合いもまとまっているなら、手続案内を使って自分で申請する人もいます。不動産が多い、数次相続が起きている、相続人に連絡の取れない人がいる場合は、司法書士に依頼する方が早く終わることが多いです。
刈谷支局で法定相続情報一覧図や遺言書の保管も扱っていますか?
どちらも刈谷支局の取扱事務に入っています。法定相続情報一覧図は戸籍の束の代わりに銀行や登記で使える無料の証明で、申出書と戸籍を出して作ってもらいます。自筆の遺言書を法務局に預ける手続きは予約制なので、利用するときは先に電話で確認してください。
参考にした公的情報
- 名古屋法務局「刈谷支局」
https://houmukyoku.moj.go.jp/nagoya/table/shikyokutou/all/kariya.html - 名古屋法務局「無料登記相談所のご案内」
https://houmukyoku.moj.go.jp/nagoya/muryou_toukisoudan.html - 名古屋法務局「登記手続案内のご案内」
https://houmukyoku.moj.go.jp/nagoya/static/midashi2.htm - 名古屋法務局「岡崎支局」(商業・法人登記の管轄)
https://houmukyoku.moj.go.jp/nagoya/table/shikyokutou/all/okazaki.html - 名古屋法務局「登記管轄一覧」
https://houmukyoku.moj.go.jp/nagoya/table/shikyokutou/all.html - 法務局「相続登記の登録免許税の免税措置について」
https://houmukyoku.moj.go.jp/homu/page7_000017.html - 法務省「登記手数料について」
https://www.moj.go.jp/MINJI/TESURYO/index.html
※本記事は2026年10月時点で公開されている名古屋法務局・法務省の情報をもとにした一般的なまとめです。管轄や手数料、無料登記相談所の日程は変わることがあります。お出かけの前に、法務局の公式サイトか電話でご確認ください。
本記事は司法書士 今井 裕司(愛知第1112号/簡裁認定 第118116号)監修のもと、一般的な情報提供を目的として作成しています。個別の事情による判断は、専門家にご確認ください。
