愛知県の公証役場一覧|11役場の住所・電話・アクセスとよくある質問

「愛知県に公証役場っていくつあるんだろう」「うちの近くはどこだろう」。公正証書遺言を作ろうと決めて検索してみると、葵町・熱田・岡崎・豊田……と聞き慣れない地名が並び、どこに連絡すればいいのか分からなくなる方は少なくありません。自分の住んでいる市区町村の役場でなければいけないのか、それとも隣の市の役場でもいいのか——そんな初歩的な疑問でつまずいてしまうのは、もったいないことです。

📝 この記事の結論(30秒まとめ)

愛知県内には11箇所の公証役場があります(名古屋市内3箇所+岡崎・豊田・新城・春日井・一宮・半田・豊橋・西尾の8市)。

公証役場は住所地に関係なく、全国どこでも自由に選べます。愛知県内にお住まいでなくても利用できます。

選ぶ基準は「近さ」だけではありません。予約の取りやすさ、証人紹介や出張への対応も役場によって差があります。

各役場ごとの詳しい注意点(落とし穴)は、この記事の一覧表から個別記事にリンクしています。

「とにかく近くの役場に行けばいい」と思われがちですが、本当に大事なのは所在地の近さそのものではなく、事前相談から作成当日までを安心して任せられるかどうかです。予約の取りやすさ、証人を紹介してもらえるか、体調によっては出張を頼めるか——こうした運用面は役場ごとに少しずつ異なります。だからこの記事では、愛知県内11役場の住所・電話・アクセスを一覧にした上で、選び方の考え方までまとめました。

目次

愛知県内の公証役場は11箇所|住所・電話・アクセス一覧

愛知県内の公証役場は、名古屋市内の3箇所(葵町・熱田・名古屋駅前)と、岡崎・豊田・新城・春日井・一宮・半田・豊橋・西尾の8市にある計11箇所です。名称・住所・電話番号・最寄り駅からのアクセス目安を一覧にまとめました(手数料や必要書類など、各役場に共通する基本情報は後述します)。

公証役場 住所 電話番号 アクセスの目安 詳しい解説
葵町公証役場 名古屋市東区代官町35-16 第一富士ビル3階 052-931-0353 地下鉄東山線「新栄町」駅から徒歩約5分 名古屋の記事
熱田公証役場 名古屋市熱田区神宮4-7-27 宝ビル18号館2階 052-682-5973 名鉄「神宮前」駅から徒歩約10分 名古屋の記事
名古屋駅前公証役場 名古屋市中村区名駅南1-17-29 広小路ESビル7階 052-551-9737 JR・地下鉄・名鉄「名古屋」駅から徒歩圏 名古屋の記事
岡崎公証人合同役場 岡崎市羽根町字貴登野15 シビックセンター2階 0564-58-8193 JR岡崎駅から徒歩約7分/名鉄東岡崎駅からバス 岡崎の記事
豊田公証役場 豊田市喜多町六丁目3-4 0565-34-1731 名鉄豊田市駅・愛知環状鉄道新豊田駅周辺 豊田の記事
新城公証役場 新城市字西入船18番地3 入船ビル1階 0536-25-7222 JR飯田線・豊鉄バス新城市街地停留所から徒歩圏内 新城の記事
春日井公証役場 春日井市鳥居松町4-52 0568-85-9351 名古屋法務局春日井支局の東隣(最寄り駅は要電話確認) 春日井の記事
一宮公証人合同役場 一宮市栄1-9-20 朝日生命一宮ビル5階 0586-72-4925 一宮市中心市街地(栄地区・最寄り駅は要電話確認) 一宮の記事
半田公証役場 半田市宮路町273 柊ビル2階 0569-22-1551 半田市中心部(最寄り駅は要電話確認) 半田の記事
豊橋公証人合同役場 豊橋市駅前大通2-81 emCAMPUS EAST4階 0532-52-2312 豊橋駅前の再開発施設「emCAMPUS」内 豊橋の記事
西尾公証役場 西尾市花ノ木町3-3 丸万ビル3階 0563-54-5699 西尾市中心部(最寄り駅は要電話確認) 西尾の記事

いずれの役場も事前予約制で、繁忙期は数週間先まで埋まっていることもあります。名古屋市内の3役場(葵町・熱田・名古屋駅前)は同じ市内にありながら混雑状況や証人紹介の対応が少しずつ異なるため、名古屋の公証役場(葵町・熱田・名古屋駅前)で公正証書遺言を作るときに後悔しやすい7つの落とし穴で詳しく解説しています。住所・電話番号・手数料は変更されることがあるため、実際に連絡する前に必ず各役場の公式情報もあわせてご確認ください。

公証役場は住所地に関係なく、全国どこでも選べる

「自分が住んでいる市の役場でなければいけないのでは」と思い込んでいる方が多いのですが、これは誤解です。遺言の公正証書を作成する場合、公証役場の管轄は定められていません。住民票の住所や本籍地に関係なく、愛知県内はもちろん、県外の公証役場を選んでも問題ありません。

💡 だからこそ「近さ」だけで決めなくていい
たとえば実家が愛知県内にあり、ご自身は県外にお住まいの場合でも、実家に近い役場・今お住まいの地域に近い役場のどちらを選んでも構いません。里帰りのついでに手続きを進める、逆に自分の生活圏で完結させる、といった選び方も可能です。

どの役場を選んでも、公正証書遺言そのものに共通する注意点は変わりません。特に遺留分・代償金・納税資金の3つは、遺言があっても解決しきれない論点として見落とされがちです。詳しくは公正証書遺言を作る前に知っておきたい4つの盲点|遺留分・代償金・納税にまとめています。

役場を選ぶときの3つの目安

住所地の制限がないとはいえ、無数にある選択肢からいきなり1つに絞るのも大変です。実際に多くの方が重視しているのは、次の3点です。

① アクセスのしやすさ
作成当日だけでなく、事前の打ち合わせで1〜2回は来所を求められることが一般的です。自宅・職場から通いやすい役場を選ぶと負担が小さくなります。

② 予約の取りやすさ
都市部の役場ほど混み合いやすく、繁忙期は数週間〜1ヶ月ほど先になることもあります。急ぎの場合は、複数の役場に同時に空き状況を問い合わせても失礼にはあたりません。

③ 証人紹介・出張への対応
証人を自分で用意できない場合や、体調面で来所が難しい場合の対応は役場によって差があります。次の章で詳しく解説します。

公証役場のない市町にお住まいの方は、隣接する役場を利用することになります。たとえば岡崎公証役場は幸田町から、豊田公証役場はみよし市からの利用も多く、公証人の出張サービスに対応している役場もあります。詳しいアクセスや出張の可否は各役場の個別記事で解説していますので、あわせてご確認ください。

🔍 見落としがちな実務ポイント:証人紹介は役場によって対応が異なる
公正証書遺言には証人2人以上の立ち会いが必要ですが、身近に頼める人がいない場合、多くの公証役場では証人を紹介してもらえます。ただし紹介される証人の属性(退職された公務員の方などが多いとされます)や、謝礼の金額の考え方は役場によって取り扱いが異なるとされており、全国一律の基準があるわけではありません。相場としては1人あたり6,000円〜1万円程度が目安とされていますが、財産額や役場の運用によって前後することもあります。証人を紹介してもらいたい場合は、予約の段階で希望する役場に対応の可否と金額の目安を確認しておくと、当日になって慌てずに済みます。

この一覧を細かく比較しなくてもいい方

次のような方は、11箇所すべてを見比べる必要はありません。すでに紹介を受けた役場がある方、自宅や職場から明らかに一番近い役場があり特にこだわりがない方、行政書士や司法書士など専門家がすでに役場とのやり取りを進めてくれている方——こうしたケースでは、無理に他の役場と比較検討する必要はありません。まずは今ある候補の役場に直接連絡し、予約の空き状況を確認するところから始めて問題ありません。

セルフチェック:あなたはどのくらい迷っている?

当てはまる数をかぞえてみてください

☐ 候補の役場が複数あり、どこにすればいいか迷っている

☐ 証人を自分で用意できず、役場に紹介してほしいと考えている

☐ 出張(公証人に来てもらう対応)を希望している、または通所が難しい

☐ 財産や相続人の状況をまだ整理できておらず、遺言の内容自体が固まっていない

0〜1個 → 一覧表を参考にご自身で役場を選び、直接連絡してみて問題ない状況です。

2〜3個 → 役場選びより先に、遺言の方向性を整理した方がスムーズです。下の診断で確認しましょう。

4個 → 財産・相続人・証人まで論点が重なっている状況です。専門家と一緒に整理した方が早く進みます。

該当が0〜1個だった方は、専門家に依頼しなくても、まずはご自身で候補の役場に直接問い合わせてみることをおすすめします。無理に相談される必要はありません。

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よくある質問

手数料は役場によって違いますか?

公証人手数料そのものは全国一律のルール(財産額に応じた算定基準・2025年10月改定)にもとづくため、どの役場を選んでも大きく変わりません。ただし、証人紹介にかかる謝礼など、手数料以外の実費部分は役場によって考え方が異なる場合があります。事前に希望する役場へ確認しておくと安心です。

まだ財産や相続人が整理できていなくても、役場に問い合わせていいですか?

問題ありません。多くの役場では、最初の問い合わせの時点で財産目録が完璧に揃っている必要はなく、大まかな内容を伝えれば必要書類や進め方を案内してもらえます。むしろ「まだ早いかどうか」を判断するために、早い段階で一度相談してみる方がスムーズです。

家族に内緒で公証役場に相談することはできますか?

できます。公証役場への相談・予約はご本人が単独で行うことができ、家族の同意は必要ありません。ただし、証人2人の立ち会いは必須であるため、最終的に誰にも知らせずに作成することは難しく、証人をどう確保するかは早めに考えておく必要があります。

複数の公証役場に同時に問い合わせてもいいですか?

問題ありません。公証役場を管轄で決める必要がない以上、複数の役場に空き状況や対応を問い合わせて比較検討することは失礼にはあたりません。予約が取りやすく、対応が丁寧だと感じた役場を選んで構いません。

将来引っ越す予定がある場合、どの役場を選べばいいですか?

公正証書遺言は、作成した役場が変わっても効力に影響はありません。原本は作成した役場に保管され続けますが、正本・謄本があれば全国どこでも手続きに使えます。将来の引っ越し予定よりも、今の生活圏で通いやすい役場を選んで問題ありません。

まとめ

愛知県内には11箇所の公証役場があり、住所地に関係なくどこを選んでも構いません。選ぶ際は「近さ」だけでなく、予約の取りやすさや証人紹介・出張への対応もあわせて確認しておくと、当日になって慌てずに済みます。まずはこの一覧表から候補の役場を選び、気になる点は直接問い合わせてみてください。より具体的な注意点(落とし穴)は、各役場の個別記事で詳しく解説しています。

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※ご紹介にあたり、当社が提携代理店から紹介料を受け取る場合があります。本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の税額計算や特定の保険商品の推奨を行うものではありません。税務・法的な判断が必要な場合は、税理士・弁護士など専門家にご確認ください。


本記事は司法書士 今井裕司(愛知県第1112号/簡裁認定 第118116号)監修のもと、一般的な情報提供を目的として作成しています。掲載している役場名・住所・電話番号は作成時点(2026年7月)の公開情報にもとづき、公証人手数料は2025年10月改定後の内容です。手数料・制度・公証役場や法務局の運用は変更されることがあるため、作成前に必ず各公証役場・日本公証人連合会または法務局の公式サイトで最新の情報をご確認ください。個別の判断は弁護士・税理士など専門家にご相談ください。なお、提携保険代理店をご紹介する場合、当社が紹介料を受け取ることがあります。

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この記事を書いた人

「いまから相続」は、株式会社アシストプラスが運営する、相続の手続き・生前対策・終活に関する情報サイトです。愛知県内の相続相談先の選び方や費用相場、金融機関ごとの手続き、生前対策や終活の進め方など、地域の実情に即した実践的な情報をお届けしています。 なお、運営会社である株式会社アシストプラスには、「あいち相続あんしんセンター」代表を務める司法書士 今井裕司が一部出資しております。この関係性を踏まえ、記事内でのご紹介・ご案内は公平性を保つよう努めています。

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