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実家の整理をしていて、亡くなった父の机の引き出しから、見覚えのない「りそな銀行」の通帳が出てきました。転勤で大阪に住んでいた30年前に作った口座だと母は言いますが、今は名古屋市内で暮らす家族にとって、りそな銀行の支店がどこにあるのかさえ見当がつきません。スマートフォンで最寄りの支店を検索しても表示される件数は少なく、来店しないと手続きが進まないのではと、通帳を手にしたまま固まってしまいました。

✅ この記事の結論(30秒まとめ)

  • りそな銀行は大阪市中央区に本店を置く大手銀行で、愛知県内の有人店舗は名古屋市内の名古屋支店・名古屋駅前支店・赤門通支店・今池支店の4店舗程度に限られ、豊橋市・岡崎市・一宮市など名古屋市以外のエリアでは支店の所在を確認できなかった
  • 死亡の連絡が入った時点で口座は凍結され、正式な相続手続きが完了するまで入出金は一切できなくなる
  • 必要書類は戸籍謄本一式・印鑑証明書・遺産分割協議書(または遺言書)・りそな銀行所定の「相続手続依頼書」が基本で、相続の形態によって内容が変わる
  • 相続の連絡や書類のやり取りは郵送でも対応してもらえる場合があるため、来店の負担を最小限に抑えて進められることがある
  • 公式の案内では、必要書類と相続手続依頼書は案内を受けてから4か月以内に提出。書類のやり取りは郵送でもできるが、窓口での現金受け取り・貸金庫・投資信託は来店が必要
  • 最新の必要書類・手数料・来店の要否は、口座があった支店、またはお近くのりそな銀行の店舗へ直接確認するのが確実
目次

りそな銀行の相続の窓口と電話番号(早見表)

「相続センター」のような専用の窓口を探している方が多いため、先にまとめます。りそな銀行の公式サイトで、2026年10月9日に確認した内容です。

窓口電話番号受付時間・使いどころ
通帳の支店
(口座があった店)
店舗ごとに異なります。通帳の表紙裏や、公式サイトの店舗検索で調べます営業日時は店舗によります。相続の連絡は、まずここです
愛知県内の店舗
(名古屋市内に4店)
名古屋支店 052-201-8511
名古屋駅前支店 052-541-2266
(2026年7月時点の当社調べ)
相続のご相談は店舗で受け付けています。17時以降や土日祝に対応する店舗もあります。営業日時は店舗によって異なります
「相続センター」
相続専用の電話
公式サイトでは確認できませんでした相続専用のセンターや電話番号は、公式サイトの相続関連ページに載っていませんでした。検索で見つかる番号にかける前に、通帳や公式サイトの番号と同じかを確かめてください
出典:りそな銀行「相続・承継」「遺産整理業務」ほか公式サイトの各ページ(2026年10月9日確認)。店舗の電話番号は店舗検索で最新をご確認ください。
⚠️

実は見落としがちな盲点

定期預金、そのままで大丈夫ですか?

認知症になると、定期預金は満期が来ても解約できなくなることがあります。

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また、預金の名義変更手続きの窓口で一時払い終身保険を案内されることもあります。その場で契約を決めず、契約前に確認しておきたい判断基準を銀行で勧められた一時払い終身保険は入るべき?後悔しないための7つの判断基準にまとめていますので、あわせてご確認ください。

「支店が見当たらない」という不安の正体は、手続きそのものの難しさより、電話や郵送だけで本当に完結するのか、何度も足を運ばされるのではないかという見通しの立たなさにあるのかもしれません。実際には、りそな銀行に限らず多くの大手銀行は郵送での書類のやり取りに対応しており、来店が必須になる場面はごく一部に限られます。だから、この記事では、りそな銀行の相続手続きの流れ・必要書類・愛知県内の店舗事情・来店の負担を減らす進め方まで、具体的に整理しました。

りそな銀行の相続手続きの流れ(郵送中心)

りそな銀行の相続手続きは、口座があった支店へ死亡の連絡を入れることから始まります。愛知県内に支店がない、または近くにない場合でも、まずは電話で連絡し、必要書類を郵送してもらう形で進められる場合が一般的です。

1

死亡の連絡

口座があった支店、またはお近くのりそな銀行の店舗へ電話で連絡します。この時点で口座は凍結されます。

2

必要書類一式の郵送依頼

電話連絡の際に来店が難しい旨を伝えると、相続手続依頼書などの必要書類一式を自宅へ郵送してもらえる場合があります。対応の可否は支店にご確認ください。

3

書類の準備・返送

戸籍謄本一式・印鑑証明書・遺産分割協議書(または遺言書)などをそろえ、相続手続依頼書に相続人全員が記入・実印を押印して返送します。

4

内容の確認・不足書類の照会

提出書類の確認が行われ、不足があれば追加提出を求められます。郵送でのやり取りが続くと、そのぶん日数がかかります。

5

払戻・名義変更(完了)

内容確認後、解約金は代表相続人の指定口座へ振込まれるのが一般的です。現金を店頭で受け取りたい場合や貸金庫の解約がある場合は、来店が必要になることがあります。

すべて郵送でやり取りする場合、書類が支店との間を往復するだけでも1~2週間、不備の照会が入るとさらに日数がかかることもあります。相続税の申告期限(相続開始を知った日の翌日から10ヶ月以内)から逆算し、早めに連絡を入れておくと安心です。なお、相続手続き全体でやるべきことの整理は、相続でやることチェックリストで詳しく解説しています。

今日の一歩:来店せずに始めるための最初の1本の電話

かける先

口座があった支店。支店名がわからない、県外の支店だったという場合は、お近くのりそな銀行の店舗に、亡くなった方の氏名と通帳の情報を伝えて、どこに連絡すればよいかを尋ねます。

手元に用意してから電話する

通帳またはキャッシュカード(支店名・口座番号がわかるもの)/亡くなった方の氏名・生年月日・死亡日/電話をかけるご自身の氏名と続柄。この3つがあれば、その場で受付まで進みます。

電話で伝える3点

  1. 名義人が亡くなったこと(氏名・生年月日・死亡日)と、通帳に記載の支店名・口座番号
  2. 近くに店舗がなく来店が難しいので、必要書類一式を郵送してほしいこと
  3. 「郵送だけで完了できますか。来店が必要になるのはどの場面ですか」——この2つを最初に聞いておくと、あとから予定が崩れません

郵送では進まないと言われたときの次の一手

公式の案内では、必要書類の案内と依頼書の提出は郵送でもできるとされています。それでも来店が必要な用件が残る場合は、貸金庫の開扉・現金での受取など来店が要る用件だけを書き出して1回の来店にまとめられないかを相談すると、往復の回数を減らせます。
葬儀費用などで今すぐお金が必要な場合は、遺産分割前でも一部を引き出せる預貯金の払戻し制度(仮払い)を相談できます。上限は「その口座の相続開始時の残高×3分の1×その相続人の法定相続分」、かつ同一の金融機関につき150万円まで。必要書類や受付方法は金融機関により異なります。

先に来る期限

相続放棄は自己のために相続の開始があったことを知った時から3か月以内。相続税の申告・納付は相続開始を知った日の翌日から10か月以内。不動産があれば相続登記は取得を知った日から3年以内。郵送のやり取りは往復に日数がかかるため、この3つから逆算して動いてください。

りそな銀行の相続手続きで公式に決まっていること:書類は案内から4か月以内

りそな銀行の公式サイト「相続手続の流れ・必要書類」では、手続きを6つの段階に分けて案内しています。見落としやすいのは、必要書類も相続手続依頼書も、案内を受けてから4か月以内に出すと書かれている点です。郵送でやり取りする場合や、戸籍集めに時間がかかりそうな場合は、この4か月から逆算して動きます(2026年10月時点)。

段階内容期限・注意
1. お申し出取引店か最寄りの店舗に、亡くなったことを連絡この時点で口座の取引が止まる
2. 必要書類の案内窓口か郵送で、そろえる書類の案内を受ける郵送は日数がかかる場合あり
3. 必要書類の準備・提出戸籍謄本などをそろえて出す案内から4か月以内
4. 相続手続依頼書の案内窓口か郵送で依頼書を受け取る記入例は「簡略用」と「一般用」がある
5. 依頼書の記入・提出相続人全員が署名し、実印で押印して出す案内から4か月以内。取引店へ郵送も可
6. 解約・払戻し等書類の確認後、解約や払戻しの手続き日数がかかる場合あり
※出典:りそな銀行「相続手続の流れ・必要書類」(りそな銀行・埼玉りそな銀行・関西みらい銀行・みなと銀行の共通ページ)、同「相続手続のご案内」(2026年10月12日確認)。

連絡したあとの口座はどうなる?振込・引き落とし・記帳の扱い

相続の連絡をすると、手続きが終わるまで口座は止まります。公式の案内では、止まったあとの扱いが項目ごとに書かれています。家族の生活に関わるのは、口座振替(引き落とし)が止まる点です。

取引連絡後の扱い家族がすること
引き出し・預け入れできない当面の支払いは家族の口座で立て替える
振込の受け取り振込元の銀行に連絡し、振込を頼んだ人の指示で扱う年金・家賃収入などの振込元に、亡くなったことを伝える
口座振替(引き落とし)引き落とされなくなる電気・ガス・水道などは、引き落とし口座を早めに変える
通帳の記帳できる記帳して、亡くなる前後のお金の動きを確かめておく
貸金庫の開庫できない中身の確認は相続の手続きの中で、来店して行う
※出典:りそな銀行「相続手続の流れ・必要書類」「相続手続のご案内」(2026年10月12日確認)。

公共料金の名義変更や引き落とし口座の変え方は、電気・ガス・水道・NHKの名義変更と解約にまとめています。

郵送で済むこと・来店が必要なこと

愛知県内は店舗が名古屋市内に限られるため、どこまで郵送で済むかが大事です。公式の案内から読み取れる範囲を整理すると、次のとおりです。

郵送でできる来店が必要
必要書類の案内を受け取る窓口で現金で受け取る(亡くなった方の取引店へ)
相続手続依頼書を受け取る貸金庫の手続き
依頼書と必要書類を取引店へ出す投資信託の手続き
—残高証明書の発行(取引店へ来店と案内)
※出典:りそな銀行「相続手続の流れ・必要書類」「相続手続のご案内」「相続預金の残高証明書を発行するには」(2026年10月12日確認)。来店するときは実印を持参します。個別の扱いは取引店に確認してください。

貸金庫や投資信託がなく、窓口での現金の受け取りを選ばないなら、来店せずに進められる場面が多くなります。受け取り方は、依頼書を出す前に取引店に確かめておきます。逆に貸金庫や投資信託があるなら、来店の用件を1回にまとめられるよう、先に取引店に段取りを相談しておきます。

相続手続きに必要な書類

りそな銀行の相続手続きでは、一般的に以下のような書類が必要です。実際に必要な書類は遺言書・遺産分割協議書の有無など相続の形態によって異なるため、最終的には必ず口座があった支店にご確認ください。

書類内容・ポイント
死亡が確認できる書類死亡診断書の写しや、死亡の記載がある戸籍(除籍)謄本など
被相続人の戸籍謄本一式出生から死亡までの連続した戸籍(除籍・改製原戸籍を含む)。相続人を漏れなく確定するために必須
相続人全員の戸籍謄本相続人であることを証明するもの
相続人全員の印鑑証明書発行から3~6か月以内が目安
遺産分割協議書または遺言書遺産の分け方を証明する書類。ないと法定相続分に基づく手続きとなる
相続手続依頼書(りそな銀行所定様式)相続人全員の記入・実印の押印が必要になるのが一般的
通帳・キャッシュカード・証書故人名義のもの。キャッシュカードは返却不要で、ご遺族が切断して処分する取り扱いを案内する金融機関が多い

相続人の中に未成年者や、判断能力が十分でない方がいる場合は、家庭裁判所での特別代理人や成年後見人の選任が必要になることもあります。海外居住の相続人がいる場合は、印鑑証明書に代えて現地大使館・領事館発行の在留証明書やサイン証明書が使えるケースもあります。戸籍謄本に不足があると、追加の取り寄せだけで1~2週間、実費(1通あたり数百円~千円程度)もそのつど発生します。なお、相続手続きを放置した場合に起こりうるリスクについては、相続手続きをしなかったらどうなるかで詳しく解説しています。

相続のしかた別:公式の必要書類の早見表

上の表は一般的な書類の一覧です。りそな銀行の公式サイトでは、遺言や遺産分割協議書があるかどうかで、そろえる書類を分けて案内しています。印鑑登録証明書は、発行から6か月以内のものとされています。

相続のしかた共通の書類に加えて必要なもの印鑑証明書が要る人
遺産分割協議書がある遺産分割協議書(相続人全員が署名し実印を押したもの)、相続人全員の戸籍謄本相続人全員(6か月以内)
遺言も協議書もない相続人全員の戸籍謄本相続人全員(6か月以内)
遺言があり、遺言執行者が決まっている遺言書、自筆の遺言なら検認済証明書か検認調書、家庭裁判所で執行者を選んだ場合は選任審判書謄本遺言執行者(6か月以内)
遺言があり、遺言執行者がいない遺言書、自筆の遺言なら検認済証明書か検認調書、相続人全員の戸籍謄本相続人と受遺者(受遺者は6か月以内)
※共通の書類:相続手続依頼書、通帳・証書・貸金庫の鍵や利用カード、実印、亡くなった方の除籍謄本または戸籍謄本。出典:りそな銀行「相続手続の流れ・必要書類」(2026年10月12日確認)。上の一般的な表で「3〜6か月以内が目安」としている印鑑証明書は、りそな銀行では6か月以内と案内されています。

戸籍については、公式の案内に次の決まりもあります。書類を集め直す手間を減らせるので、取り寄せる前に確かめてください。

  • 亡くなった方と同じ戸籍に入っている相続人は、自分の戸籍謄本を別に出さなくてよい(結婚などで抜けていても、今の姓が亡くなった方の戸籍で分かる場合も同じ)
  • 亡くなった方の除籍謄本・戸籍謄本は、法務局の「法定相続情報一覧図」で代わりにできる
  • 相続人が兄弟姉妹のときは、亡くなった方の両親の出生から死亡までの戸籍も要る
  • 戸籍の住所と、銀行への届出住所や印鑑証明書の住所が違うときは、つながりが分かる書類が別に要る

銀行から届いた依頼書(相続届)の読み方や、全員署名型・代表者型の違いは、銀行から相続手続きの書類が届いたらで説明しています。

ここまでの書類の多さを見て、「これを自分で全部そろえるのは大変そうだ」と感じた方もいるかもしれません。りそな銀行の相続手続きには、実は3つの進め方があります。それぞれの費用の目安と、選ぶ際の分岐点を整理します。

相続手続きを丸ごと頼むといくら?自分で進める場合との分岐点

りそな銀行には、戸籍収集から財産目録の作成、各金融機関との連絡調整、遺産分割協議書の作成支援までを銀行が一括して代行する「遺産整理業務(相続手続代行サービス)」があります。これを利用する場合、自分で進める場合、司法書士・行政書士などの専門家に部分的に依頼する場合の3つを、費用の目安で比較すると次のようになります。

進め方費用の目安向いているケース
りそな銀行に丸ごと依頼(遺産整理業務)手数料の最低額は110万円(税込)。財産額に応じた料率で計算した額が最低額を上回れば、その額になります。条件を満たす場合の基本料金が55万円の「相続手続安心パック」もあります(りそな銀行公式サイト、2026年10月確認)平日に窓口・電話でやり取りする時間が取りにくい方、書類集めそのものを任せたい方
自分で進める銀行への手数料は発生せず、戸籍謄本等の取得実費(1通数百円~千円程度)のみ相続人が少なく、遺産分割で揉める心配がなく、平日に時間を確保できる方
司法書士・行政書士など専門家に部分的に依頼戸籍収集や書類作成のみを依頼する場合は数万円~20万円程度が目安(事務所により幅があるため個別に確認が必要)不動産の名義変更や遺産分割協議書の作成など、一部だけ専門家に確認したい方

りそな銀行の手数料は、公式サイトの遺産整理業務の手数料のページ(2026年10月確認)にもとづく目安です。実際の金額は遺産の内容や依頼するプランによって変わるため、最新の金額は必ずりそな銀行に直接ご確認ください。

どれを選ぶかの分かれ目になりやすいのは、次の3点です。

  • 相続人の人数:3人以上になると、書類のやり取りや印鑑証明書の収集だけでも往復の手間が増えます
  • 不動産の件数:2件以上ある場合、名義変更の手続きが複数の法務局にまたがることもあり、自分で進めるハードルが上がります
  • 戸籍の枚数:被相続人の本籍地が転居のたびに変わっている場合、戸籍謄本の収集だけで数週間かかることがあります

相続人が1~2人で不動産も1件以下なら、自分で進めても大きな負担にならないケースが多い一方、上記に複数当てはまる場合は、丸ごと依頼か部分依頼かを含めて早めに検討しておくと安心です。判断に迷う場合は、30分の無料相談でご自身のケースに当てはめて確認することもできます。

愛知県内のりそな銀行の店舗事情とお問い合わせ先

りそな銀行(株式会社りそな銀行)は、大阪市中央区備後町2丁目2番1号に本店を置く、りそなホールディングス傘下の大手銀行です。公式サイトによれば全国に328の有人店舗を展開していますが、店舗網は首都圏・近畿圏が中心で、中部地方における展開は限定的です。

確認できた愛知県内の有人店舗は次の4店舗で、いずれも名古屋市内に集中しています(2026年7月時点)。

  • 名古屋支店:愛知県名古屋市中区錦2-14-19(電話:052-201-8511)
  • 名古屋駅前支店:愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番3号 JRゲートタワー29階(電話:052-541-2266)。土日祝も営業する店舗とみられます
  • 赤門通支店:愛知県名古屋市中区大須(詳細な住所・電話番号は公式の店舗検索でご確認ください)
  • 今池支店:愛知県名古屋市内(詳細な住所・電話番号は公式の店舗検索でご確認ください)

豊橋市・岡崎市・一宮市・豊田市など、名古屋市以外のエリアには有人店舗の所在を確認できませんでした。栄・金山駅・大曽根などにATM設置箇所は複数ありますが、ATMでは相続手続きの窓口対応はできません。名古屋市中心部から離れた場所にお住まいの方にとっては、来店そのものが大きなハードルになりやすいのが実情です。

💡 支店探しにこだわりすぎないのがコツ

口座があった支店が県外(大阪・東京など)であっても、まずは口座開設店への電話で連絡し、どこまで郵送対応できるかを確かめておくと確実です。

公式サイトでは、「そうぞくの窓口」のような相続専用の名称を持つ独立したサービスや、相続専用のコールセンターの番号は、2026年10月9日の再確認でも見つかりませんでした。相続のご相談は店舗で受け付けており、17時以降や土日祝に対応する店舗もあります(営業日時は店舗によって異なります)。以前この記事でご案内していた「コミュニケーションダイヤル」(0120-24-3989)も、今回は公式サイトで確認できなかったため、案内から外しました。なお、りそな銀行以外も含めた愛知県内の相続の相談先については、愛知県の相続相談先マップで詳しく解説しています。

埼玉りそな銀行・関西みらい銀行・みなと銀行にも口座があるとき

りそなグループには、りそな銀行のほかに埼玉りそな銀行・関西みらい銀行・みなと銀行があります。相続手続きの流れと必要書類は、4行共通の1つのページで案内されています。埼玉りそな銀行の「よくあるご質問」も、詳しい説明はりそな銀行の共通ページへ案内しています。

確かめたいこと公式の案内で確認できたこと
流れと必要書類4行共通のページで、同じ6段階・同じ書類の区分で案内されている
扱いの違い「相続手続のご案内」では、埼玉りそな銀行・関西みらい銀行の預金は取り扱いが異なる場合があるため、各行の取引店に問い合わせるよう案内している
窓口どの銀行も、口座がある取引店が窓口。相続専用の電話番号は確認できなかった
残高証明書りそな銀行・関西みらい銀行とも、相続人などのうち1人の依頼で発行。取引店へ来店し、所定の手数料がかかる
※出典:りそな銀行「相続手続の流れ・必要書類」「相続手続のご案内」「相続預金の残高証明書を発行するには」、埼玉りそな銀行「口座名義人が死亡しました。どのような手続が必要ですか?」、関西みらい銀行「相続預金の残高証明書を発行するにはどうしたらいいですか?」(2026年10月12日確認)。

グループの別の銀行にも口座がある場合、銀行が違えば口座は別々に手続きします。1つの銀行に出した戸籍を、そのまま別の銀行で使い回せるとは限りません。法定相続情報一覧図を取っておくと、戸籍の束を何度も出し直す手間を減らせます。

口座凍結はいつから始まるのか

金融機関は、名義人の死亡を知った時点(遺族からの連絡が一般的なきっかけです)で、その口座を凍結する取り扱いが一般的です。りそな銀行についても、死亡の連絡が入った時点で口座が凍結されるとみられます。凍結後は、正式な相続手続きが完了するまで、原則として入出金・引き落としのいずれもできなくなります。

⚠️ 注意:連絡前に引き出した場合のリスク

口座凍結前に故人の口座から現金を引き出すこと自体は、法律上直ちに禁止されているわけではありませんが、他の相続人から使途を疑われ、遺産分割協議が難航する原因になりやすい点に注意が必要です。引き出した金銭は、後日の相続税申告や遺産分割の際に「使途不明金」として説明を求められることがあります。葬儀費用などやむを得ず引き出す場合は、領収書を必ず保管し、他の相続人にも事前に共有しておきましょう。

口座凍結前にできる生前対策

相続が発生してからでは、口座凍結を止めることはできません。しかし家族が元気なうちに対策をとっておくことで、「必要なときにお金が引き出せず困る」という事態を大きく減らせます。

定期預金の普通預金化 定期預金は満期前解約の手続きが煩雑になりがちで、相続発生後は名義人本人の同意も得られないため、相続人全員の書類がそろうまで実質的に動かせません。当面使う予定のない範囲で、生前のうちに普通預金へ組み替えておくと流動性を確保しやすくなります。

生活費超過分の普通預金化 日常的に使う金額を大きく超える資金を定期預金などに置いたままにしていると、死亡時に家族が必要な資金をすぐ引き出せなくなりがちです。生活費の1~2年分を目安に、普通預金へ移しておくと安心です。

代理人カード(家族カード)の登録 家族名義の代理人カードを発行できる場合があり、本人が窓口に行けなくなった際の備えとして有効です。ただし死亡後は使用できなくなる点に注意し、取り扱いの有無はりそな銀行の窓口へ事前に確認しておきましょう。

家族信託の活用 財産管理を家族に託す契約を結んでおけば、認知症等で本人の判断能力が低下した後も、受託者となった家族が口座の管理や資金の引き出しを継続できます。金融機関により信託口口座の取り扱いが異なるため、利用を検討する際は事前に取引店へ相談しておきましょう。

生命保険の非課税枠の活用 生命保険金には「500万円×法定相続人の数」の非課税枠があり、受取人をあらかじめ指定しておけば、遺産分割協議の完了を待たずに比較的短期間で保険金を受け取れる場合があります。葬儀費用や当面の生活費の確保に役立つほか、特定の家族に確実に資金を残したい場合の対策にもなります。実際にどの対策が適しているかは財産状況や家族構成によって異なるため、税額に関わる判断は、税理士など専門家に確認しながら進めると安心です。

なお、認知症になる前に家族で話し合っておきたいお金の管理については、親のお金の管理はどうするで詳しく解説しています。

実務知見:自宅のみの遺産分割で選択肢になる3つの方法

💡 実務知見:当社の相談をもとに再構成した典型例

【当社の相談から】遺産が自宅(不動産)だけで、預金がほとんど残っていないというご相談を受けることがあります(当社に寄せられた相談をもとに再構成した典型例です)。相続人が複数いる場合、自宅をそのまま共有名義にする「現物分割」は、将来の売却や修繕で意見がまとまらずトラブルの火種になりがちです。実務でよく使われるのは、(1)自宅を1人が単独で相続し、他の相続人に代わりの現金を支払う「代償分割」、(2)自宅を売却して代金を分ける「換価分割」の2つです。代償分割は現金の用意が最大の壁になるため、生前贈与・預貯金の取り分け・生命保険の受取人指定など、それぞれ向き・不向きがある選択肢を、税理士など専門家と一緒に整理しておくと安心です。

この記事が「不要」な方

相続人がご自身おひとりだけで、りそな銀行の口座以外に大きな財産もなく、戸籍謄本などの書類収集に抵抗がない方であれば、本記事で紹介した流れどおりに進めるだけで、りそな銀行の相続手続きをご自身で完結できる可能性が高く、専門家への依頼は必ずしも必要ではありません。まずは口座があった支店に問い合わせて、必要書類を確認するところから始めてみてください。

セルフチェック:今のご自身の状況を確認する

✅ 以下のうち、当てはまるものにチェックしてみてください

  • □ 相続人が3人以上いる
  • □ 遺産の中に不動産(自宅など)が含まれている
  • □ りそな銀行のほかにも、複数の金融機関に口座がある
  • □ 相続人の中に、音信不通・連絡が取りづらい人・未成年者・海外在住者がいる
  • □ 遺言書の有無や内容がはっきり分からない

該当0~1個:自力で進められます。専門家に依頼しなくても、ご自身で手続きを完了できる可能性が高い状況です。

該当2~3個:判断が必要な論点があります。下記の無料相談で、ご自身の状況を整理しておくと進めやすくなります。

該当4個以上:専門家と整理した方が早い状況です。下記の無料相談で、ご自身の状況を整理したうえで、必要に応じて手続きのご相談も承ります。

上のチェックで該当が0~1個だった方は、専門家に依頼しなくてもご自身で手続きを完了できる可能性が高い状況です。無理に相談される必要はありません。

よくある質問

愛知県内に支店がない場合、来店しなくても相続手続きはできますか?

必要書類の提出は郵送で対応してもらえる場合が一般的ですが、内容や口座の状況によっては来店が必要になることもあります。まずは口座があった支店に電話で相談し、郵送でどこまで進められるかを確認するとよいでしょう。

相談すると必ず費用がかかりますか?断られるくらいなら、と心配です。

本記事のセルフチェックは無料でご利用いただけ、費用は発生しません。個別相談・依頼に進む場合も、正式にご依頼いただく段階まで費用は発生しないのが一般的です。まずは状況を整理する目的でご利用いただいて構いません。

まだ相続は発生していませんが、生前対策を考えるのは早すぎますか?

早すぎることはありません。口座凍結は相続が発生してからでは止められないため、定期預金の見直しや家族信託の検討は、家族が元気で判断能力がしっかりしている今だからこそできる備えです。

家族に「そろそろ相続の話を」と切り出しにくいのですが、どうすればいいですか?

いきなり「相続」を切り出すのではなく、「りそな銀行の口座、愛知にはあまり支店がないみたいだよ」といった客観的な情報をきっかけにするご家庭が多いようです。まず情報共有から始めると、話しやすくなることがあります。

残高証明書の発行には、どれくらいの手数料・日数がかかりますか?

りそな銀行の公式の案内では、相続人などのうち1人の依頼で発行し、所定の手数料がかかるとされています。必要なものは、亡くなったことが分かる書類(除籍謄本など)、依頼する人が相続人などであることが分かる書類、依頼する人の印鑑証明書(発行から6か月以内)、実印で、取引店へ来店して申し出ます。手数料の額と発行までの日数は、取引店で確かめてください。

りそな銀行の相続手続きに期限はありますか?

りそな銀行の公式の案内では、必要書類と相続手続依頼書は、それぞれ案内を受けてから4か月以内に出すこととされています。戸籍集めに時間がかかりそうなときは、早めに取引店へ相談しておきます。相続放棄(3か月)や相続税の申告(10か月)の期限とは別のものです。

まとめ

りそな銀行の相続手続きは、死亡の連絡をきっかけに口座が凍結され、戸籍謄本一式・印鑑証明書・遺産分割協議書(または遺言書)・相続手続依頼書などをそろえて進める流れです。愛知県内の有人店舗は名古屋市内の数店舗に限られるため、来店にこだわらず、まずは電話で郵送対応の可否を確認することが近道になります。自宅だけの遺産の場合は代償分割・換価分割といった選択肢を早めに検討しておくと、話し合いがスムーズになります。口座凍結は生前のうちに普通預金化や家族信託、生命保険の活用を検討しておくことで、家族の負担を大きく減らせるものでもあります。まずはご家族の財産状況を整理するところから始めてみましょう。

りそな銀行の相続手続き、進め方に迷ったら
来店なしで進める方法や、他の財産と合わせた全体の進め方で迷う場合は、30分の無料相談で状況を整理できます。愛知県内は対面、それ以外はオンラインです。
お電話 052-766-5650(相談中は折り返しになります)

本記事は司法書士 今井 裕司(愛知第1112号/簡裁認定 第118116号)監修のもと、一般的な情報提供を目的として作成しています。掲載情報は作成時点(2026年7月)の公開情報に基づきます。最新の必要書類・手数料・受付窓口はりそな銀行に直接ご確認ください。

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「いまから相続」は、株式会社アシストプラスが運営する、相続の手続き・生前対策・終活に関する情報サイトです。愛知県内の相続相談先の選び方や費用相場、金融機関ごとの手続き、生前対策や終活の進め方など、地域の実情に即した実践的な情報をお届けしています。 なお、運営会社である株式会社アシストプラスには、「あいち相続あんしんセンター」代表を務める司法書士 今井裕司が一部出資しております。この関係性を踏まえ、記事内でのご紹介・ご案内は公平性を保つよう努めています。

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