いちい信用金庫の相続手続き完全ガイド|解約・必要書類・窓口・口座凍結前にできること

いちい信用金庫の相続手続き完全ガイド|解約・必要書類・窓口・口座凍結前にできること

相続した愛知の実家を、この先どうするか考えている方へ

住む人がいなくなった家にも、固定資産税は毎年かかります。名古屋市で空き家の税金が上がる仕組みと、愛知の市町村の空き家バンクで家を貸す・売るときの順番をまとめました。

名古屋市の空き家の固定資産税:勧告で何倍になるか

愛知の空き家バンク一覧と、相続した実家を出す順番

形見の品やブランド品を、手放すか迷ったら

相続放棄を考えている間に遺品を売ったり処分したりすると、相続を受け入れたとみなされることがあります。手放す前の仕分けの順番と、品物ごとの手放し方をまとめました。

遺品整理を自分でする手順:仕分けと手放し方

亡くなった方の車を、引き継ぐか手放すか決める前に

乗り続ける・売る・廃車にする、どの場合も相続人が手続きをします。窓口は普通車が運輸支局、軽自動車が軽自動車検査協会です。必要な書類と期限をまとめました。

車の名義変更(死亡・相続)の必要書類と期限

お墓をこの先どうするか、家族で話し合う前に

管理料が払われないままのお墓は、使用許可の取り消しや官報公告などを経て、無縁墓として改葬されることがあります。そうなるまでの流れと家族の選択肢をまとめました。名古屋市営の八事霊園・愛宕霊園の墓じまいは、返還と改葬の申し込みの流れを別にまとめています。

お墓を放置するとどうなる?無縁墓になるまでの流れ

八事霊園・愛宕霊園の墓じまい(名古屋市営墓地の返還)

留守にしている実家や、一人暮らしの親の家の防犯が気になる方へ

警察の分析では、住宅に入られる手口は鍵のかけ忘れと窓ガラス破りが多くを占めます。誰も住んでいない家と、親が一人で住む家とでは備え方が違うため、分けてまとめました。

空き家の防犯対策:お金をかけずにできることと警備会社の費用

一人暮らしの親が住む実家の防犯対策

相続した家・土地を、売るか持ち続けるか迷っている方へ

売る・貸す・住み続けるで、かかる費用と税金が変わります。亡くなった親が一人で住んでいた家を売るときは、条件を満たすと譲渡所得から最大3,000万円を差し引ける特例もあります。

実家を売る・貸す・住み続けるの比べ方

相続した空き家を売るときの税金と3,000万円控除

手続きが落ち着いたら、残された親御さんの預金のことも

親が認知症と診断されると、本人名義の定期預金は家族でも解約できなくなることがあります。いまのうちにできる備えと、本人以外が解約するときの手順をまとめました。

親の定期預金を動かせなくなる前に読む

預金・退職金の置き場所は、目的で分けると迷いません

すぐ使うお金、しばらく使わないお金。目的ごとに向く置き場所と、銀行の窓口で勧められたときに確かめたい点を整理しました。

お金の置き場所を目的別に見る

受け取ったお金を、窓口で勧められるまま預け替える前に

相続の手続きで金融機関の窓口に行くと、受け取ったお金の預け先として商品を勧められることがあります。早く解約すると払った額を下回る期間があるものもあります。契約の前に確かめたい点をまとめました。

契約する前に確かめる点を見る

死亡保険金は、分ける遺産とは別に扱われます

死亡保険金は受取人のものとして、遺産分割の対象から外れるのが原則です。かかる税金も、契約者・被保険者・受取人の組み合わせで変わります。手元の保険証券で確かめられる早見表です。

組み合わせ別の早見表を見る

四十九日の法要を終えた翌週、一宮市内にあるいちい信用金庫の支店を訪ねました。窓口で「相続のお手続きですね」と言われ、渡されたのはA4用紙数枚の案内。戸籍謄本、遺産分割協議書、実印の印鑑証明書……見慣れない言葉が並ぶ書類の束を前に、何をどこから集めればいいのか分からず、手が止まってしまいます。

本記事では、いちい信用金庫における相続手続きの一般的な流れ・必要書類・窓口の確認方法を整理するとともに、「口座が凍結される前にできる対策」という視点から、生活費の普通預金化や代理人カードの活用、家族信託など、事前にできる備えについても解説します。

✅ この記事の結論(30秒まとめ)

  • 金融機関は死亡の連絡を受けると口座の入出金を止めるのが一般的(いちい信用金庫での取り扱いは窓口で確認を。下の確認リスト参照)
  • 必要書類は遺言書・遺産分割協議書の有無など相続の形態により異なり、出生から死亡までの戸籍謄本一式が必須
  • いちい信用金庫の公式サイトには、2026年10月時点で相続手続き専用の案内ページがなく、「よくあるご質問Q&A」に必要書類の項目があるのみ。詳細・必要書類・手数料は取引店への確認が確実
  • 定期預金は凍結後にとくに動かしづらくなるため、生前のうちに普通預金への組み替えなどの対策が有効
  • 亡くなった方の口座の解約は、取引店に所定の書類を出して、振込か現金で受け取るのが一般的(尾西信用金庫の案内による例)。出資金は預金と別の手続きで、払い戻しが遅れることがある

「手続きが面倒」だと感じているとしたら、本当に面倒なのは書類を集める作業そのものではなく、集めた書類や記入した内容が正しいのか、誰にも確認してもらえないまま窓口に持ち込むことかもしれません。とくにいちい信用金庫のように、相続手続き専用の案内ページが見当たらない金融機関では、支店ごとに聞くしかなく、二度手間になりやすいという不安もあります。だから、この記事では、いちい信用金庫の相続手続きの一般的な流れ・必要書類の目安・問い合わせ先に加え、口座が凍結される前にできる備えまで分かるようにしました。

預金の手続きの窓口で、一時払い終身保険を案内されることがあります。すでに勧められた方は、その場で決めずに、契約の前に確かめたい点を先にご覧ください。

勧められた一時払い終身保険、契約前の7つの判断基準
目次

いちい信用金庫の相続手続きの流れ

いちい信用金庫は、愛知県一宮市に本店を置く信用金庫で、一宮市を中心に、稲沢市・江南市・岩倉市・小牧市・犬山市・津島市・名古屋市など愛知県西部に店舗があります(詳細な取扱店舗はいちい信用金庫の店舗一覧ページでご確認ください)。公式サイトを確認しましたが、相続手続き専用の案内ページは見当たりませんでした(「よくあるご質問Q&A」に預金の相続手続きに必要な書類の項目があり、詳細は店舗で確認するよう案内されています)。以下は、多くの信用金庫・銀行に共通する一般的な流れです。実際の運用は、必ず取引店にご確認ください。

1

死亡の連絡

故人の口座がある取引店へ、電話または来店で相続発生の連絡をします。一般に、この連絡を受けた時点で口座の入出金が止まります。

2

残高証明書の取得

遺産分割協議や相続税申告のために、必要に応じて残高証明書・取引履歴明細を取得します。公式サイトの手数料一覧では、「各種証明書」は1通440円(店頭)・550円(郵送)、取引履歴は1か月分1,100円(超えた分は1か月220円)とされています。残高証明書がどの区分に当たるかは窓口で確認を(下の確認リスト参照)。

3

必要書類の提出

戸籍謄本一式、印鑑証明書、遺産分割協議書または遺言書、金融機関所定の相続手続き依頼書などを取引店に提出します。

4

名義変更・払戻(完了)

内容確認後、解約金の振込・店頭受け取り、または残高を引き継ぐ名義変更が行われ、手続きが完了します。

いちい信用金庫の口座の解約手続き|預金と出資金は別の流れ

亡くなった方の口座を解約するときは、取引店に相続の手続き依頼書を出し、解約金を相続人の口座への振込か、窓口での現金で受け取ります。信用金庫で見落としやすいのは、預金とは別に「出資金」があることです。信用金庫は会員の出資で成り立つ金融機関なので、口座を開くときに出資している方が多くいます。

解約するもの受け取り方気をつけること
普通預金相続人の口座へ振込、または現金口座が止まると、公共料金などの引き落としも止まる。解約の前に、引き落とし先を別の口座へ移す連絡をしておく
定期預金解約して振込・現金で受け取るのが基本満期前の解約か、名義を変えて満期まで置けるか、利息の扱いはどうなるかは窓口で確認
出資金(出資証券)相続人が会員を引き継ぐか、脱退して払い戻すかを選ぶ払い戻しは、信用金庫の事業年度末を過ぎてからになることがある。預金より入金が遅れても、手続きの不備ではない
いちい信用金庫は相続手続きの案内を公式サイトに載せていないため、同じ一宮市に本店がある尾西信用金庫の「相続手続きのご案内」(2025年4月版)の扱いを例にしています。いちい信用金庫での扱いは、取引店に確かめてください(2026年10月時点)。

現金で受け取る場合は、所定の領収書に記入を求められることがあります。尾西信用金庫の案内では、書類を出してから確認までに1週間程度かかるとされています。最初の電話で「普通預金・定期預金・出資金のどれがあるか」と「解約金を振込と現金のどちらで受け取れるか」を聞いておくと、窓口に行く回数を減らせます。

解約金を受け取る窓口で、保険や投資信託を勧められたら

相続した預金を受け取る場で、一時払い終身保険や投資信託を案内されることがあります。その場で決める必要はありません。金融機関の窓口が勧める理由と、契約する前に確かめたい7つの点をまとめました。

窓口で一時払い終身保険を勧められたら

相続手続きに必要な書類

相続手続きで一般的に必要とされる書類は、以下のとおりです。ただし、遺言書の有無・遺産分割協議書の有無など相続の形態によって必要書類は異なり、金融機関ごとに所定の様式が用意されている場合もあるため、最終的には必ず取引店にご確認ください。

書類内容・ポイント
死亡が確認できる書類死亡の記載がある戸籍(除籍)謄本など。死亡診断書の写しで足りるかは窓口で確認
被相続人の戸籍謄本一式出生から死亡までの連続した戸籍(除籍・改製原戸籍を含む)。相続人を漏れなく確定するために必須
相続人全員の戸籍謄本相続人であることを証明するもの
相続人全員の印鑑証明書発行日から一定期間以内が目安(取扱期限は取引店にご確認ください)
遺産分割協議書または遺言書遺産の分け方を証明する書類。どちらもない場合は、相続人全員の署名・押印を求められるのが一般的
金融機関所定の依頼書誰が署名・押印するか、様式・名称は取引店で確認
通帳・キャッシュカード・証書故人名義のもの。キャッシュカードを返却するか処分するかは窓口で確認

戸籍に不足があると、追加の取り寄せに2〜3週間、郵送料等の実費が数百円〜数千円さらにかかることがあります。相続人に未成年者や、認知症などで判断能力が十分でない方がいる場合は、家庭裁判所で特別代理人や成年後見人等の選任が必要になることもあるため、早めに取引店へ相談しておくと手続きが止まりにくくなります。

なお、相続手続き全体の流れを把握しておきたい方は、相続でやることチェックリスト:初心者でも簡単10のステップ【専門家監修】もあわせてご覧ください。

電話や窓口で最初に確かめること

次の点は、公式サイトに載っていなかったため、最初の連絡のときにまとめて聞いておくと二度手間を防げます。

  • □ 亡くなったことを伝えた後、口座の入出金や引き落としはいつから止まりますか
  • □ 死亡の確認は、死亡診断書の写しでも足りますか。戸籍(除籍)謄本が必要ですか
  • □ 相続手続きの依頼書は何という書類で、誰が署名・押印しますか
  • □ 故人のキャッシュカードは返却しますか、それとも処分してよいですか
  • □ 定期預金は満期前に解約できますか。名義を変えて満期まで置けますか。利息はどうなりますか
  • □ 相続で使う残高証明書は、手数料一覧のどの区分に当たりますか

いちい信用金庫の窓口・お問い合わせ先

いちい信用金庫は、愛知県一宮市に本店を置く信用金庫です(創立は昭和11年。公式サイトの概要による)。相続手続きは、故人の口座があった支店へまず連絡するのが基本です。

公式サイトには、相談センターや年金・税務・法律相談などを案内する「相談プラザ」のページや、「よくあるご質問Q&A」(預金の相続手続きに必要な書類の項目あり)はありますが、2026年10月時点で、相続手続き専用の案内ページ・相続手続きに特化した相談窓口の名称は確認できませんでした。実際の相続手続きの詳細・必要書類・手数料は、口座がある支店に直接お問い合わせいただくのが確実です。支店ごとの所在地・電話番号は、上記の店舗一覧ページで確認できます。

なお、いちい信用金庫以外の相談先も含めて探したい場合は、愛知県の相続相談先マップ|市区町村別ガイド【尾張・知多・西三河・東三河】で地域別の相談先を紹介しています。

口座凍結はいつから始まるのか

金融機関は、名義人の死亡を知った時点(遺族からの連絡が一般的なきっかけです)で、その口座を凍結する取り扱いが一般的です。凍結後は、正式な相続手続きが完了するまで、原則として入出金・引き落とし・自動振替のいずれもできなくなります。

⚠️ 注意:連絡前に引き出した場合のリスク

口座凍結前に故人の口座から現金を引き出すこと自体は法律上直ちに禁止されているわけではありませんが、他の相続人から使途を疑われ、遺産分割協議が難航する原因になりやすい点に注意が必要です。引き出した金銭は、後日の相続税申告や遺産分割の際に「使途不明金」として説明を求められることがあります。葬儀費用など緊急でやむを得ず引き出す場合は、使途がわかる領収書を必ず保管し、他の相続人にも事前に共有しておきましょう。

今日の一歩:凍結中でも、葬儀費用は正式に引き出せます

こっそり引き出す必要はありません。遺産分割がまとまる前でも、各相続人が単独で預金の一部を払い戻せる遺産分割前の預貯金の払戻し制度(民法909条の2)があります。窓口で「遺産分割前の払戻しをお願いしたい」と伝えてください。

引き出せる上限

その口座の相続開始時の残高 × 3分の1 × その相続人の法定相続分、かつ同一の金融機関につき150万円まで。たとえば残高900万円・相続人が子2人なら、1人あたり900万円×1/3×1/2=150万円が上限になります。

取引店に持って行くもの

被相続人の出生から死亡までの戸籍一式/相続人全員の戸籍謄本/請求する人の印鑑証明書/通帳・証書/本人確認書類。上の必要書類表と重なるので、まとめて集めれば二度手間になりません。法務局で法定相続情報一覧図(交付は無料)を作っておくと、戸籍の束の代わりに使え、ほかの金融機関にも同じものを出せます。

上限では足りない・断られたときの次の一手

150万円では足りない場合、家庭裁判所に遺産分割の調停や審判を申し立てたうえで、仮分割の仮処分を求める方法があります。ただし時間がかかるため、先に葬儀社へ支払時期を相談するほうが現実的なことも多くあります。

注意:払い戻した分は、その人が遺産の一部を先に取得したものとして扱われ、あとの遺産分割で精算されます。金額と使途を他の相続人へ先に伝えておくと、上の注意書きにあるような疑いは生じません。

口座凍結前にできる生前対策

相続が発生してしまってからでは、口座凍結を止めることはできません。しかし、家族が元気なうちにいくつかの対策をとっておくことで、「必要なときにお金が引き出せず困る」という事態を大きく減らすことができます。それぞれ向き・不向きがあるため、比較しながら検討してみてください。

定期預金は凍結後にとくに動かしにくくなります。満期前解約の手続きが普通預金の払戻以上に煩雑になりがちで、相続発生後は相続人全員の書類がそろうまで実質的に動かせません。定期預金は認知症になると解約できなくなることがある点も含め、当面使う予定のない範囲で、生前のうちに普通預金へ組み替えておくと流動性を確保しやすくなります。

生活費超過分の普通預金化も有効な備えです。高齢の親などが日常的に使う金額を大きく超える資金を定期預金や他の金融商品に置いたままにしていると、本人の判断能力低下や死亡時に、家族が必要な資金をすぐに引き出せなくなるリスクが高まります。生活費の1〜2年分を目安に、あらかじめ普通預金へ移しておくと安心です。

代理人カード(家族カード)の登録も検討に値します。家族名義の代理人カードを発行できる場合があり、本人が窓口に行けなくなった際の備えとして有効です。ただし、あくまで生前の利用を想定した仕組みで、認知症による口座凍結のように判断能力が失われた後や死亡後は使用できません。取り扱いの有無・条件は窓口へ事前に確認しておきましょう。

家族信託の活用も、判断能力が十分あるうちに検討したい選択肢です。財産管理を家族に託す契約を結んでおけば、認知症等で本人の判断能力が低下した後も、受託者となった家族が口座の管理や資金の引き出しを継続できます。取り扱いは金融機関ごとに異なるため、事前に取引店へ相談しておくと話が早く進みます。

生命保険の非課税枠の活用も、当面の資金確保という観点で有効です。生命保険金には「500万円×法定相続人の数」の非課税枠があり、受取人をあらかじめ指定しておけば、遺産分割協議の完了を待たずに比較的短期間で受け取れる場合があり、遺産分割の対象財産にも含まれません。実際にどの対策がご家庭に適しているかは財産状況や家族構成によって異なるため、税額に関わる判断は税理士など専門家に確認しながら進めると、判断を誤りにくくなります。

なお、生命保険と相続税の関係についてさらに詳しく知りたい方は、生命保険と相続に関する完全ガイドで解説しています。

💡 実務知見:名寄帳で登記漏れを防ぐ
相続登記が済んでいるつもりでも、私道や共有地など固定資産税が非課税の土地は納税通知書に記載されないため見落とされやすく、登記漏れが起きがちです。権利証は非課税物件の有無までは分からないため、名寄帳を取得して非課税物件も含めた所有不動産を一覧で確認しておくと、こうした登記漏れを未然に防げます。(当社に寄せられた相談をもとに再構成した典型例)
🔍 こんな方には、この記事の手順だけで十分です
相続人がご自身おひとりだけで、かつ戸籍謄本などの書類収集にすでに慣れている方は、本記事で紹介した手順だけで、専門家に依頼せずに手続きを完了できる可能性が高い状況です。無理に専門家へ相談する必要はありません。この後の「印刷用チェックリスト」で、当日の持ち物を一つずつ確認できます。

セルフチェック:あなたはどのタイプ?

📝 次の5項目のうち、いくつ当てはまりますか?

  • 相続人が3人以上いる
  • 相続財産に不動産が含まれている
  • 相続人の中に、普段から連絡を取りづらい人がいる
  • 遺言書があるかどうか分からない、または見当たらない
  • 相続開始(ご逝去)から、すでに3か月以上経っている

◆ 0〜1個 該当: 自力で進められる可能性が高い状況です。上のチェックで該当が0〜1個だった方は、専門家に依頼しなくてもご自身で手続きを完了できる可能性が高い状況です。費用をかける必要はありません。

◆ 2〜3個 該当: 判断が必要な論点がある状況です。まずは下の「印刷用チェックリスト」で当日の持ち物を確認し、そのうえで迷いが残る点(相続人の範囲、遺言書の有無の調べ方など)だけを30分の無料相談で確認するのが早道です。

◆ 4個以上 該当: 専門家と整理した方が早い状況です。相続人の確定や不動産の扱いなど、金融機関の窓口だけでは片づかない論点が重なっています。書類を集め始める前に、記事末の30分の無料相談で「何を自分でやり、何を誰に頼むか」を切り分けておくと、集め直しが減ります。

よくある質問

代理人が通帳と印鑑を持参すれば手続きできますか?

いいえ、通帳と印鑑を持参するだけでは相続手続きはできません。いちい信用金庫に限らず、相続手続きでは相続人全員の戸籍謄本・印鑑証明書、遺産分割協議書(または遺言書)、金融機関所定の依頼書など、相続関係を証明する書類一式が必要です。代理人が窓口へ行く場合でも、まずは相続人代表を決め、必要書類をそろえたうえで来店するのが基本です。

なぜ「出生から死亡まで」の戸籍謄本が必要なのですか?

婚姻や転籍などで戸籍が作り直される(改製される)際、それ以前の記載内容がすべて新しい戸籍に引き継がれるとは限りません。相続人を漏れなく確定するには、出生時から死亡時までのすべての戸籍・除籍・改製原戸籍をつなげて確認する必要があり、いちい信用金庫でもこの一式の提出が求められるのが一般的です。

手続きが完了するまでどのくらいの期間がかかりますか?

必要書類がそろっている場合でも、確認や内部処理に一定の日数を要します。遺産分割協議がまとまっていない、相続人に未成年者や海外居住者がいるといったケースでは、特別代理人の選任や追加書類の手配でさらに時間がかかることがあります。所要期間は個別の事情により異なるため、取引店に確認しながら早めに準備を進めましょう。

専門家に頼むと費用がかかるのが心配です。全部自分でやった方がいいですか?

相続人がご自身おひとりで書類収集に慣れている方であれば、費用をかけずに自力で完了できる可能性が高い状況です。一方、相続人が複数いる、不動産が含まれるといった場合は、書類の不備によるやり直しでかえって時間がかかることもあります。まずは本記事のセルフチェックで状況を整理し、無料の生前対策診断で「自分に必要な範囲」を確認してから判断すると、余計な費用をかけずに済みます。個別依頼の費用は、正式依頼前の段階で見積りを確認できます。

相続人の中に認知症の方や海外在住の方がいる場合はどうすればよいですか?

相続人の中に認知症等で判断能力が十分でない方がいる場合は、家庭裁判所で成年後見人等を選任し、その後見人等が遺産分割協議に参加する必要があります。海外居住で印鑑登録証明書を取得できない相続人については、現地の日本大使館・領事館が発行する在留証明書や署名(サイン)証明書で代替できる場合があります。いずれも通常より時間がかかるため、早めに取引店へ相談しましょう。

まとめ

いちい信用金庫の相続手続きは、取引店への死亡の連絡から始まり、戸籍謄本一式や印鑑証明書、遺産分割協議書(または遺言書)、金融機関所定の依頼書などをそろえて進めていく流れです。必要書類は相続の形態によって異なるうえ、2026年10月時点では相続手続き専用の案内ページを公式サイト上に確認できなかったため、早い段階で取引店に確認しながら準備を進めることが、スムーズな手続きの近道になります。

また、口座凍結は「起きてから慌てて対応するもの」ではなく、生前のうちに生活費の普通預金化や家族信託、生命保険の活用などを検討しておくことで、家族の負担を大きく減らせるものでもあります。まずはご家族の財産状況を整理するところから始めてみましょう。

いちい信用金庫の窓口に持っていくもの|印刷用チェックリスト

印刷して、窓口へ行く前にご記入ください

必要な書類は、相続の形態やいちい信用金庫の取扱いによって変わります。下記は一般的に必要となる書類の整理です。何が必要かは金融機関によって異なるため、実際に持っていくものは必ず事前に窓口へご確認ください。

1. どの場合も用意することが多いもの

  • □ 亡くなった方の通帳・キャッシュカード・証書類(定期預金、出資証券など)
  • □ 亡くなった方の戸籍謄本(出生から死亡までつながるもの)または法定相続情報一覧図の写し
  • □ 相続人全員の現在の戸籍謄本
  • □ 相続人全員の印鑑登録証明書
  • □ 窓口へ行く方の実印と、本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)
  • □ 金融機関所定の相続手続きの依頼書(窓口で受け取り、相続人が署名・押印するもの)
  • □ 払い戻しを受け取る口座の通帳

2. 相続の形態によって変わるもの(当てはまるものだけ)

  • □ 遺言書がある場合:遺言書(自筆証書は家庭裁判所の検認済証明書、法務局に預けていた場合は遺言書情報証明書)
  • □ 相続人で話し合って決めた場合:遺産分割協議書(相続人全員が実印を押したもの)
  • □ 家庭裁判所で決まった場合:調停調書または審判書の謄本
  • □ 相続放棄をした相続人がいる場合:相続放棄申述受理証明書

3. 行く前に、電話で確かめておく4つ

  • □ 手続きの窓口は取引店か、相続の専用窓口か。受付時間と、予約が必要かどうか
  • □ 必要書類の一覧。原本は返してもらえるか、写しで足りるものはあるか
  • □ 戸籍謄本・印鑑登録証明書の「発行から何か月以内」という期限
  • □ 出資金(出資証券)の払い戻しは、預金の手続きと同じ窓口でできるか

電話でわかったことの記入欄

窓口(店名)  電話 

来店の予約 月 日 時 ご担当 

この書類集めは、次にご家族のどなたかが亡くなったとき(二次相続)にも、もう一度必要になります。

預金の手続きが済むと、次は実家の家や土地をどうするかを決める段階になる家が多くあります。愛知の家で、売るか迷っている・相場だけ知りたいというときは、査定を申し込む前に知っておきたいことを不動産SHOPナカジツの評判・口コミにまとめています。売るかどうか決まっていなければ、今は読んでおくだけで構いません。

1分・無料・登録不要

お父さま(お母さま)のこれからの備えも気になったら

残された親の預金や家が、次の相続で困らないか。ご家族の人数と財産額を選ぶだけで、目安がわかります。

1分の相続対策診断をはじめる →
窓口へ二度、三度と足を運びたくない方へ
相続の案内ページがない金融機関では、書類が1点足りないだけで出直しになります。30分の無料相談では、いまの相続人の顔ぶれで何が要るか——法定相続情報一覧図を先に作るべきか、相続人に未成年者や判断能力の心配な方がいて特別代理人・成年後見人が必要か、不動産があるなら名寄帳をどこで取るか——を先に洗い出し、窓口へ1回で行ける状態にしてお持ち帰りいただけます。愛知県内は対面、それ以外はオンラインです。
お電話 052-766-5650(相談中は折り返しになります)

本記事は複数の提携行政書士による監修体制のもと、一般的な情報提供を目的として作成しています。個別の税額計算や保険商品の推奨を行うものではありません。掲載情報は作成時点の公開情報に基づきます。最新の受付状況・必要書類・手数料はいちい信用金庫の窓口に直接ご確認ください。

あわせて読みたい

参考にした公式情報(2026年10月確認)

親の預金のこと、元気なうちに決めておくこと。30分無料で相談できます052-766-5650無料相談を申し込む
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

「いまから相続」は、株式会社アシストプラスが運営する、相続の手続き・生前対策・終活に関する情報サイトです。愛知県内の相続相談先の選び方や費用相場、金融機関ごとの手続き、生前対策や終活の進め方など、地域の実情に即した実践的な情報をお届けしています。 なお、運営会社である株式会社アシストプラスには、「あいち相続あんしんセンター」代表を務める司法書士 今井裕司が一部出資しております。この関係性を踏まえ、記事内でのご紹介・ご案内は公平性を保つよう努めています。

目次